うちの娘が来年から小学生になるということで、学習机を購入しました。購入する際、色々な種類の机があることを知り、最近のトレンドについても考えさせられました。
私は小学校元教師であり、また現在ちょうど一年生に係わる仕事をしているので、一年生の学習の様子もみながら購入を決めました。
学習机の必要性や選び方、おすすめの学習机についてまとめました。
学習机は本当に必要なの?
上で書いたように、うちの娘は来年から小学生。我が家は学習机を購入したのですが、周りで同じように学習机を購入した知り合いは・・・・ほとんどいません!
みんな、「まだ必要ない」と思っているようです。
では、なぜまだ必要ないと思うのでしょうか?
まだ必要ないケース
リビング学習させたい。
最近はリビング学習を推奨する情報がテレビや雑誌などでみられます。
その理由としては、子どもの姿が見えるため、集中が切れたときに声かけができたり、わからない箇所があった時にすぐに教えてあげられたり、といった点が挙げられます。
とりあえずは、リビングで勉強させてみて、必要なら学習机を購入しようと思っているご家庭は多いようですね。
置き場所がない。
学習机なんて置く場所がないよ。というご家庭もあるようです。
特に、子どもが小さい時には部屋がおもちゃで溢れかえっているケースも多いのではないでしょうか?我が家もおもちゃで常に散らかっていて困っています・・・
学習机を購入する際はずいぶんとおもちゃを処分しました。
必要なケース
リビングでは集中できない
リビング学習は良いとは思うんだけど、うちのリビングじゃやっぱり学習なんてできない!というご家庭もあるでしょう。我が家もそうです(笑)理由は、弟がやんちゃで騒がしいから!娘が机に向かって何かを始めると、すぐに邪魔をしに来ます。大きな音を立てたり、自分もやるといって横取りしたり・・・
下の子の性格や年齢によっては、リビング学習が厳しいというケースはあると思います。
また、ダイニングテーブルが子どもの学習に向かない形状、広さであると集中して学習できない場合もあります。その場合はリビングに小さくでもいいので学習机を別に購入する方がいいかもしれません。
ランドセルや教科書の収納が欲しい
入学すると、ランドセル、沢山の教科書などを家で管理する場所が必要になります。最近の学習机には、収納が沢山できるものが多いので、収納棚を購入するなら机を購入してしまった方がいいと考えるご家庭もあると思います。我が家は先ほど書いたように暴れん坊の弟がいるので、学校の大切な道具を安全に保管するためにも学習机が必要でした。購入した机の引き出しの一つは鍵付きだったので、弟に絶対取られたくないものを入れておく!といって娘は喜んでいました。
机に向かう習慣をつけたい
小学校に入ると毎日宿題が出ます。そして、その毎日は卒業までずっと続きます。
子どもが小さいうちに、「勉強は、学習机で集中してする」という習慣を身に付けさせたいと考える方は、ダイニングテーブルではなく、学習机を選ぶようです。
子ども自身が欲しがっている。
ホームセンターや家具屋さん、友達の家などで学習机の存在を知り、既に子どもが学習机を欲しがっている場合、購入してあげるのもいいですね。入学のタイミングでしたら、おじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれるケースも多そうです。
最近の小学生をみて思うこと
ここ数年、低学年の子どもたちをみていて思うのは、
宿題多い!!!!
ということです。
学校の宿題は、担任次第でその量や難易度が決まります。
学校や文科省が、宿題の適量を教えてくれることはありません。
自分が独身時代に低学年の教師だった時には、特に考えなしにガンガン宿題出していたんですが、
親になってみて、ちょっと出しすぎだったかしら・・・と思いました。
もちろん、宿題は大切です。30人前後の子どもたちにしっかり基礎基本を身につけさせるためには、45分授業のだけでは心もとなく、家庭で学習の振り返りをさせる必要があります。
もちろん、単元によっては宿題の量が増えてしまうのは仕方ないと思いますが、なんでもかんでもとにかく量を出す先生っているんですよね・・・
宿題を多く出すと、先生が赤ペン入れなきゃならない量も増えるので、仕事量が増えてしまう。それでも沢山宿題を出すわけです。ですから、宿題の量がやたら多いのは、熱心な先生に多い気がします。
最近の宿題で、ほぼ確実にあるのは、国語の今学習している単元の全文を音読してその音読が上手だったかどうかカードに〇をつける、という宿題ですね。これは毎日あります。
先生によっては、算数や漢字の丸つけを親にさせて、提出させる場合もあります。
宿題って、子どもに丸投げはできないわけです。
思ったより小学生の家庭学習の時間は長い可能性がある。
そして、親参加型の宿題が多い!
ということを、頭に入れて、学習机購入について考えるといいですね。
我が家の場合、宿題の量が多かった時に、リビングでダラダラおしゃべりしながら家庭学習していたら、宿題が終わるまでにものすごい時間がかかるんじゃないかと思い、学習机の購入に踏み切りました。
学習机の選び方
では、どのように学習机を選べばいいのでしょうか。ポイントをまとめました。
どの部屋に置くのか
リビングに机を置くのか、子ども部屋に置くのかによって、合うサイズやデザインが変わります。
リビングの場合
リビングの広さによっては、コンパクトなサイズの机を選んだ方が圧迫感がなく良いでしょう。
しかし、あまりコンパクトすぎると、身体が大きくなる高学年以降、不便になり、買い替えることになるかもしれません。買い替える前提で選ぶのでしたら、コンパクトなのが一番ですね。
また、リビングに置く場合は壁や床の色など考慮して、合ったデザインのものを選びましょう。
子ども部屋の場合
子ども部屋に置く場合は、今現在お子さんが小さくて一緒に寝ているご家庭でも、将来的に子どもは自分の部屋で寝ることになるでしょうから、寝具の置き場も考えて、それに合ったサイズの机を選びましょう。
いつまで使うのか
学習机の値段はかなり幅があります。安いものでしたら、1万円台、高いものでしたら椅子も合わせて軽く10万円を超えます。
とりあえず、小学校中学年くらいまではコンパクトな机をリビングに置こうかな。といった考えのご家庭は、きっとそんなに高価な机は選ばないでしょうし、大人になってもずっと使えるような机を!といった考えのご家庭はもっとお金をかけてもいいと思います。
まずは、いつまで使える机を買うのかをはっきりさせましょう。
大きくなったら買い替える場合
- コンパクトなものを購入してもOK。
- 子どもが気に入ったデザインのものでもOK。
大人になってもずっと使う。買い替えたくない場合
- 身体が大きくなっても困らないサイズのものを選ぶ。
- 将来的に引っ越しや改築の可能性があるなら、どんな床や壁紙にも合うような無難なデザイン、カラーのものを選ぶ
どんな椅子がいいか?
最近よくあるのは、くるくる回る椅子ですね。あれはおすすめしません。子どもはあれを欲しがりますが、絶対集中して座りません!
教師だったときの話ですが、パソコン室の椅子がくるくる回る椅子だったんです。ま~みんな回る回る。注意してもちょっと気を抜くと無意識にふらふら揺れています。椅子の高さ調整がレバーひとつで簡単にできるっていうのも、大人には便利ですが、子どもに扱わせるとおもちゃと化しますから!!
無駄に何度も上下しまくるに決まっています。
やはり、椅子はゆれたりずれたりしないしっかりしたものを選びましょう。
成長に合わせて高さを変えられる機能も必須ですね。
うちは、ホームセンターでバランスチェアなるものを発見し、座ってみたらその座り心地のよさに驚愕し、
私の独断でバランスチェアを購入しました。
これが我が家のバランスチェアです。
椅子がセットになっていない商品の場合、バランスチェアを候補に入れてもいいかもしれません。
バランスチェアについての詳しい記事はこちらです。
素材は安全か
特に、リビングにとりあえずコンパクトな机を置こうという場合、子ども用の学習机ではなく、普通のデスクの中から選択する場合もあると思います。子ども向けのいわゆる学習机であれば、安全な素材を使用している場合がほとんどでしょうけど、そうでない場合は、一応ホルムアルデヒドなど、安全かどうか確認しましょう。
アフターケアは?
机が壊れてしまったり、何か不具合が生じたときに、相窓口がしっかりしていると安心ですね。
保証期間がかなり長く設定されている商品もありますので、購入前に確認しておきましょう。
左利きの場合は注意!
お子さんが左利きの場合は、少し注意が必要です。いわゆる普通の子ども用学習机は、机の引き出しが必ず右側についています。引き出しが一つだけなら問題ないのですが、何段もついていて、しかも固定されていて動かせない場合、机の左寄りに座らざるを得なくなります。それでも学習に支障がないかどうか、充分検討してください。
大きくなって何冊もの参考書を広げるようになった時にひょっとしたら効率的に学習ができなくなる可能性がありますよ!
おすすめ学習机
男の子カラーも素敵です。
幅100センチ、奥行き60センチのデスク。コンパクトで場所をとらない設計となっているので、色々な場所で使えます。仕切り板と可動棚付き本棚があり、便利です。ワゴンもあるので、コンパクト設計ながら、収納もできるようです。飽きの来ないデザインなのもいいですね。デスクにはコード抜け穴があるので、すっきり使えるのもポイントです。
成長に合わせて3段階に高さが変えられます。子どもが小さい時にも床に足をつけて学習できそうです。上棚が2つと、チェストもついているので、色んな配置の工夫ができそうです。ナチュラルなカラーでどんな部屋にも馴染みそうですし、長く使えそうなデザインです。これだけの機能があって2万円以下はすごいですね!
きょうだいで使えるツインデスクです。小さい背中が並んで勉強している姿を想像すると・・・かわいすぎますね!!!
デスク、本棚、シェルフ、ワゴンが一人ひとりにそれぞれついています。写真だと、二つの机がくっつているのかな?とおもってしまいますが、離して使えますので、二人別々の部屋で使うことも可能です。有名なメーカーのデスクは毎年新しいデザインになっていきますので、下の子の時には同じ商品がないかも・・・。きょうだいお揃いのものがいい!という方にはツインデスクを買ってしまうのもおすすめですよ。
子どもが気に入った机がいい!とにかくかわいい机がいい!という方にはこちら。ピアノ調エナメルデスクです。つやつやピカピカな上に、きらきら取っ手までついています。全体的に丸っこい作りで、とてもかわいらしいですね。見た目だけではなく、組み換え可能で収納もバッチリの優れものデスクです。
カリモクの学習机です。補助天板を利用し、デスクの幅を変えることができるので、成長してもずっと使用できます。上置きを足元の棚に設置することができるので、天板が広く使用できます。天然木オーク材使用。どんな部屋にも馴染むナチュラルカラーなので、大人になっても使用できますね。
浜本工芸の学習机です。純国産品、5年保証付きです。デスクもチェアも高さ調整可能なので、成長してもずっと快適に使用できます。デスクは奥行き62センチ、コード穴もついているのですっきり使えます。もちろんナチュラルなカラーですので、どのお部屋にも馴染みます。大人になってもずっとずっと大切に使いたい机ですね。
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