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女性に多いと言われている橋本病ですが、遺伝はするのでしょうか?
私自身、橋本病なので母親や娘のことが気になり、徹底的に調べてみました。
そもそも橋本病とは?
橋本病とは、甲状腺(男性でいう喉ぼとけの下のあたり)が常に炎症を起こし、ホルモンが正常につくられない病気です。なぜ常に炎症を起こしてしまうかというと、甲状腺に対する自己抗体が原因。
自分の身体が甲状腺を敵と思って攻撃し続けてしまうのです。困りますよね。
甲状腺は、新陳代謝を調整するホルモンをつくります。
橋本病の患者さんはこのホルモンがうまく作られないので、新陳代謝が下がった時と同じ症状が起こります。
橋本病の症状
冷え性、皮膚の乾燥、無気力、便秘、筋力低下、薄毛、白髪、月経が長い、不妊、流産といった症状が出る方もいます。ただ、これらの症状は全く出ない方もいます。
比較的多い症状として、甲状腺の腫れがあります。これは私にも当てはまる症状でした。
喉(喉ぼとけの下あたり)がボッコンと腫れます。触っても痛みはありませんし、ある日突然腫れるわけではないので、気付かない人もいるかもしれません。
橋本病は遺伝するの?
結論からいうと、橋本病は遺伝しやすいと言えます。
上で書いたように、橋本病の原因は、自分の自己抗体が甲状腺を敵とみなして攻撃し続けてしまうことです。
それは、そういう体質ということですので、そんな体質の親から生まれた子供はやっぱりそういう体質である可能性が高いんです。
アレルギーと同じですね。花粉症なども、高確率で遺伝すると言われていますからね。
私は、橋本病なので、私の母も私の娘も橋本病になりうるということです。
圧倒的に女性に多い病気ですが、息子にも遺伝する可能性はあります。
絶対発症するの?
では、橋本病患者の子どもが必ず橋本病になるかというと、そうではありません。
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同じ体質であっても、何なら一卵性双生児であっても、皆が橋本病になるというわけではないそうです。
また、橋本病は橋本病なんだけど(自己抗体が甲状腺を攻撃はしているけど)、血液検査の結果、投薬が必要なほどではない、とされる方も結構いらっしゃるようです。
私もその一人。20代の時に橋本病だとわかり、7年間くらいは投薬していましたが、二人目を出産した途端、なぜか血液検査の数値が改善して今は薬なしで生活できています。
しかし、橋本病が治った!というのとは違います。
自己抗体が甲状腺を攻撃はし続けてはいるんですよね。
ですから、今後も定期健診の度に甲状腺についても調べてもらうつもりです。
いつ検査したらいい?
では、私と同じような体質であろう私の母や娘はいつ検査にいけばよいのでしょうか?
今現在、健康体そのもので全く困っていない場合は、急いで検査をする必要はないでしょう。
私も24歳まではまったく気付かず生活していました。
症状も、冷え性とか便秘とか、女性なら一度は悩んだことがあるようなものが多く、橋本病なのでは?と結びつけるのは難しいですよね。
ただ、首の腫れだけは橋本病特有の症状ですし、比較的高確率で現れますので、定期的に首のチェックをすると良いでしょう。
社会人の場合、会社の健診で異常がないからといって安心するのは早いです。
血液検査では甲状腺まで調べてくれませんので、追加料金を払って毎年甲状腺項目の分も血液を多くとってもらうというのも手です。
また、橋本病の患者さんは20代後半から40代が最も多いと言われています。
子ども時代に発症するケースは非常にまれだとは思いますが、いつも眠そうとか、身長伸びなくなったとか、あれ?と思う症状があった場合は迷わず病院に行って検査しましょう。
注意すべき症状!
私が橋本病だとわかったのは、ある日突然、激しい動悸がして総合病院に行ったからです。
そう、動悸は橋本病の症状ではありません。
しかし、甲状腺が攻撃され続け、ついに壊れた時に溜まっていたホルモンが一気に放出されたことにより、バセドウ病のような、橋本病と逆の症状が出たのです(亜急性甲状腺炎)
身内に橋本病患者がいた場合、動悸や息切れといった症状にも要注意です!!
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