誰でもわかる橋本病。原因や症状についてわかりやすく徹底解説します

スポンサーリンク


20代半ばに橋本病だと判明した私。ほとんど症状がなかったので、詳しい原因など究明したことがなかったのですが、どうやら遺伝する可能性があるとのこと。

母親や娘も橋本病かもしれないと思い、いま一度、橋本病について徹底リサーチしました。

橋本病とは?

橋本病は、慢性甲状腺炎、甲状腺機能低下症ともいいます。

甲状腺が慢性的に炎症を起こしているので、甲状腺ホルモンがうまく作られず、様々な症状が現れます。

橋本というのは、この病気を発見した方の苗字から名付けられたようですよ。

20代~40代の女性の患者さんが一番多いそうです。男性の20倍~30倍も、女性の方が患者数が多いのも特徴です。

甲状腺ってそもそも何?

甲状腺とは男性でいう喉ぼとけの下あたりの位置にある、蝶々が羽根を広げたような形をしている器官です。触ってみてもわからないのですが、気管のあたりに確かに存在します。

そして、甲状腺ホルモンと言われる、私たちの身体にとって大切なホルモンをつくっています。

甲状腺ホルモンの働き

甲状腺ホルモンは、身体の新陳代謝を促進してくれます。また、子どもの発達に必要な成長ホルモンとしての働きもありますし、妊娠中にも必要なホルモンです。

 

 

橋本病の原因

橋本病の原因は、自己免疫の異常によると言われています。

身体が自分の甲状腺を敵だと勘違いしてしまい、攻撃してしまうのです。

だから、甲状腺は常に炎症を起こしてしまう。その結果、甲状腺でホルモンがうまく作られなくなるのですね。

おい自分、何やってんだよ!て感じの病気です(笑)

残念なことに、この自己免疫の異常の原因は未だにわかっていません。

 

橋本病の症状

橋本病の症状として一番多いのは、喉(喉ぼとけの下あたり)の腫れです。

私も、他の症状はほとんどなかったのですが、喉だけはがっつり腫れていました。

ある日急に腫れるわけではないし、喉ぼとけのように小さくぽこっと盛り上がるというより、広範囲で腫れるので気付きにくいのが問題だと思います。

また、甲状腺ホルモンが不足するために、新陳代謝が低下することに伴い、様々な症状が現れることがあります。

  • 冷え性、寒がり
  • 食べてないわりに太る
  • 眠気
  • やる気が出ない
  • 肌が乾燥してカサカサする
  • 月経が長引く
  • 身体のむくみ
  • 髪が薄くなる
  • 白髪が増える
  • 便秘
  • 筋力低下
  • 肩こり
  • 不妊
  • 流産   など(不妊、流産はきちんと投薬していればそこまで心配いりません)

こうしてみると、新陳代謝って大切なんですね。女性としてはつらい症状が多いです・・・

症状的にうつ病や更年期障害と間違えられることもあるようですよ。

ついに更年期きたかも・・・と思う前に橋本病の検査をしてみるといいかもしれません。

スポンサーリンク

ただし、私のようにこういった症状は現れないケースも沢山あるようです。

まあでも肩こりとか太るとか、やる気が出ない、なんかは当てはまるなぁ・・・。きっと橋本病が原因ではない気がしますけど(笑)

酷い症状として、心臓の動きが悪くなったり、物忘れがひどすぎて痴呆かと思われたりといった状態に陥ることもあるので、油断は禁物です。

逆の症状の時もある!!

橋本病は慢性的に甲状腺が炎症していますよね。

炎症し続けて、ある時甲状腺が壊れて、甲状腺の中に溜まっていたホルモンがどばーっと出る時があります(怖)

こうなると逆にホルモンが増えて、

  • 動悸
  • 息切れ
  • イライラ

など、橋本病と逆のような症状が出ます。

私はこうなったために、病院へ行き、自分は橋本病だと気付くことができました。(亜急性甲状腺炎にかかっていました)

なんかこれはおかしいぞ?と思う動悸があったら甲状腺の病気も視野にいれて病院に行くと良いと思います。

 

検査方法

橋本病かどうかは、血液検査でわかります。

ただし、普通の会社などの検診ですと、血液検査の項目に甲状腺が入っていないことが多いですので、自分で希望して甲状腺の項目をプラスしてもらってください。(私のかかりつけの内科では、プラス3000円くらいで甲状腺も調べてくれます)

他にも、超音波で甲状腺を検査したり、心電図検査をしたりすることもあります。

 

何科に行けばいいの?

内分泌科です。

普通の内科でも治療してくれる場合がありますので、電話で問い合わせてみると良いと思います。

私は、妊娠中のみ、内分泌科を掲げている病院へ行きましたが、産後はかかりつけ医に戻りました。

治療が始まると、定期的に検査をしたり薬をもらったりする必要があります。ですから、投薬量が安定してあまり心配のない状態になったら、紹介状を書いてもらった上で通いやすい病院にうつるのも手ですよ。

橋本病の治療方法

橋本病は、ホルモンがうまく作られない病気なので、その分ホルモンを薬で補ってあげる治療を行います。

といっても、橋本病自体を治すのではないですけどね。

薬は毎日飲み続けます。

私はチラーヂンという、おそらく橋本病の治療で一番メジャーな薬を飲んでいます。

しかし!!!二人目を生んでから、薬を飲まずにいられているんです。(橋本病であることは間違いないのですが、ホルモンの値的に、投薬は必要ないとのこと)

もちろん、またいつ数値が変動するかわからないので毎年、血液検査はしています。

妊娠、出産に伴ってホルモンのバランスが変わるらしいので、私のようにラッキーなケースもあれば、

より慎重に治療を行わなければならない場合もあるでしょう。

まずは、信頼できる主治医の先生をみつけることが大切ですね!


スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました