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目次
こんな症状ありませんか?
- 喉から食道にかけて、つまった感じがする。
- 喉が圧迫されている感じがする。
- 喉に球が詰まっている感じがする。
- いくら飲んでも飲めない、出そうとしても出ない
ある時期、私は自分の喉が詰まったような感じがしていることに気が付きました。
いくらつばを飲み込んでも詰まりは取れない。
いくら咳をしても詰まりは取れない。
でも、確かに喉は詰まっていて、仰向けになんて寝転がろうもんなら息ができない!!!
いやいや、これは野球ボールくらいの大きい球が喉に詰まってる感じがする!!!!!!
これは何だろう!?と思い、調べてみると、「ヒステリー球」という症状であることがわかりました。
ヒステリー球とは?
ヒステリー球は、別名、咽喉頭異常感症といい、喉がつまっている、喉がつかえる、圧迫されている、というようなのどの違和感のことです。東洋医学では、梅が喉に詰まっているように感じることから、梅核気(ばいかくき)と呼ばれています。
他にも、ものが飲み込みにくいことによる食欲不振、吐き気、痰、咳、胸のつかえ、膨満感などの症状が起こる場合もあります。
私も、喉が詰まることにより、食べ物が飲み込みにくくなったり、眠りにくくて不眠になったりしました。
風邪を引いているわけではないのに、喉に違和感がある、という方はヒステリー球を疑ってみても良いかもしれません。
ヒステリー球の原因は?
原因はストレス
ヒステリー球(咽喉頭異常感症)の主な原因はストレスだと言われています。
生きていれば多少のストレスがある人がほとんどだと思いますが、非常に大きなストレスがかかりつづける環境下にいる人や、強い緊張を感じている人に、ヒステリー球の症状が出る場合があると考えられます。
また、ストレスをうまく発散できずにため込んでしまう人、生真面目で心配性の性格の人、精神的苦痛があるのに我慢し続けてしまう人などは、症状が出やすいようです。
うつ病、更年期障害、自律神経失調症などの方がヒステリー球の症状にも悩むこともあるそうです。
私は、症状が出た時期に子どものことで大変悩んでいたので、ヒステリー球だろうということが容易に突き止められました。
しかし、ストレスの原因を突き止められない場合も多くあるようです。
何でストレスで喉が詰まる?
強いストレスがかかると、自律神経が乱れます。興奮した時に優位になる交感神経が活発になり、喉の筋肉が収縮
することにより、喉がつまった感じがすると考えられているようです。
治療方法
病院に行った方がいいの?
私は病院には行きませんでした。ストレスの原因がはっきりしていたので、そのストレスがなくなるタイミングで症状もなくなるだろうと予想した為です。
しかし、まずは、その症状が本当にヒステリー球によるものなのか、それとも喉の他の病気なのかを確かめる必要があります。内科か耳鼻咽喉科に行って喉に異常がないかどうか調べてもらいましょう。
原因が見つからなかった場合、ヒステリー球を疑ってみると良いですね。
これといったストレスの原因がわからない場合や、ストレス解消の方法がわからない場合は、心療内科に行って相談されるのが一番だと思います。
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治療法はあるの?
原因がストレスだとすると、どのような治療法になるのでしょうか?
薬を使う治療
抗不安薬や漢方薬を使用します。漢方は、気のめぐりをよくする半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)がよく用いられます。また、半夏厚朴湯に炎症を抑える効果のある小柴胡湯(しょうさいことう)をプラスした、柴朴湯(さいぼくとう)も用いられることがあるそうです。
しかし、原因はストレスなので、薬で一時的に症状が和らいでも根本解決にはなりません。
薬で症状を和らげつつ、ストレス解消に努めるというのが理想ですね。
薬を使わない治療
ヒステリー球は、転換性障害に属する精神疾患です。ですから、カウンセリングなどの精神療法を行います。
精神科の先生と一緒にストレスの原因を探ったり、自分に合ったストレスの解消法を見つけたりします。
人間関係の悩みがある場合や、心配性すぎたり緊張症であったりする場合にも、適切な解決法を導いてくれるでしょう。
生活や環境を整える
適度な運動をしたり、睡眠をしっかりとったり、栄養ある食事をきちんととったり・・・などの基本的生活習慣がしっかり身についていない場合は、改善する努力をしてみましょう。
また、仕事量が多すぎてどうにもこうにも余裕がない場合は、上司に仕事量を減らせないか相談してみたり、精神科で診断書を書いてもらって職場に環境の改善をはかってもらったりするのも手です。
職場に自分の要望を通すのは大変労力のいることですが、ヒステリー球が悪化するとうつ病や不眠症などにつながることもあります。
自分の身体からのSOSを見逃さないでください!
私の場合
私の場合、原因は5歳の娘の扁桃腺・アデノイド手術でした。(手術について悩んでいる頃の記事はこちら)
全身麻酔や術後の痛みなどへの不安感や心配が非常にあり、気付けば喉にボールが入ってるような状態に・・・
娘自身は手術を望んでいたわけでもなく、医師がすすめてきたわけでもなく、周りの家族の賛成もあまり得られない状態で、私の独断で決めた手術でした(もちろん、誰よりも娘のことを思っての決断です)
きっと、その点で自分の心に「私の決断は間違っているのではないか・・・」という迷いのようなものがあり、ぐるぐると同じような思考を繰り返していました。
毎日手術のことばかり考えてしまい、大変なストレスがかかっていたものと思われます。
横になると特に息がしづらかったので、ほとんど眠れない日々を過ごしました。
しかし、術後、うそのように喉の違和感がなくなったのです。
娘は扁桃腺をとってすっきり。私はのどのボールがなくなってすっきりでした(笑)
今にして思うと、たかが扁桃腺の手術なんですけど、あの時の私にとっては重大問題だったんですよね。
今思い出しても本当に辛かった。夫は単身赴任でいないし、両親には手術反対されるし、一人で鬱々としていました。
もともと心配性だし、ストレスも感じやすいタイプではありますが、あの時は別格だった気がします。
ですから、もし、ヒステリー球で悩んでいる方がいたら、相当のストレスがかかっているんだろうな。と思います。少しでもそんな方の助けになるようにと思い、この記事を書きました。
お役に立てたらうれしいです。
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コメント
[…] 手術しようか本気で悩んでいる時に、寝具をアレルギー用のシーツに変えたら少しいびきが改善した気もして、よけいに迷ったりもしました。悩みすぎて私の身体に異変までおきました(笑)詳しくはこちら […]
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