補助便座とは?
大体2歳くらいになると、おむつを卒業してトイレにいけるようになるよう練習する、いわゆるトイレトレーニングを始めようかな、と考えるご家庭が多いです。
しかし、子どもは身体が小さいため、普通に便座に座るとスポッと落ちてしまいます。
そこで、子どもの身体に合った小さい便座を、上にかぶせて座らせる。それが補助便座の役割です。
補助便座はいつからいつまで使うの?
いつから?
これは、お子さんによってまちまちです。
トイレトレーニングは、早いと1才で始める家庭もあるようなので、始まりはざっくり、1歳~3歳くらいでしょう。
幼稚園、保育園にもよる
私は、個人的にはおむつを外すのは子どものタイミング任せにしたいな。無理に外す必要ないな。という考えだったのですが、幼稚園に入園するときに、園からこういわれました。
いやいや、3歳の子どもに暑い季節、プールを毎回見学させるって・・・そんな可哀想なことできないですよね。
ですから、「入園までにはおむつを外さなければ!!」と焦ってトレーニングを始めた記憶があります。
生まれ月にもよりますが、やはり2歳くらいでトイレデビューする子が多いのではないかと思います。
いつまで?
これはその子の性格や身体の大きさによるかもしれませんが、大体3歳~5歳くらいまで使用するケースが多いようです。
特に男の子の場合、幼稚園で立っておしっこをするようになるので、家でも立ってするようになった。という子もいます。
わが家は上の子(慎重な性格)の場合は4歳、下の子(活発)の場合は、なんと2歳で補助便座を卒業しました。
下の子は、割とすぐにがばっと足を開いて補助便座なしでもうまくバランスをとって座ることができたんですよね。
上の子は特にうんちの時に落ち着いて座りたかったようで、補助便座を使用する期間が長かったように思います。
また、子どもがいつまで補助便座を使用したいかどうかというより、親のほうがいつまで補助便座を管理できるかにかかっている気もします。
私はずぼらなんで、掃除が面倒で早めに処分してしまったけれど、小学生になってもシンプルタイプの補助便座を使用しているご家庭だってあります。
※ 実は、下の子(現在4歳)は、おしっこはトイレでできますが、いまだにうんちはトイレでできないんです・・・どうも落ち着かないようで。ひょっとして、補助便座があればトイレに座ってうんちができるのかも??と思っているのですが、どうなんでしょう(汗)もう今更買いたくないです・・・
追記
5歳の誕生日から、トイレでうんちができるようになりました。5歳になったらトイレでするんだ。と本人が何度も言っていたので、有言実行したことになります。
いやいや、できるなら誕生日を待たずに早く実行してくれたらよかったのに(-_-;)
補助便座の種類
補助便座には4つの種類があります。
グリップ(ハンドル)なし
最もシンプルなタイプ。
便座のサイズを小さくするという目的は果たせますので、それで充分という方はお値段的にもこちらで満足でしょう。
シンプルな作りなので汚れたらパパっと掃除しやすいです。
グリップ(ハンドル)つき
子どもがバランスをとったり、いきんだりするときにつかむ部分があるタイプです。つかむ場所が左右についているタイプと、ハンドルのように前についているタイプがあります。
階段つき
補助便座に階段がついていて、子どもが一人で階段をのぼって、便座に座ることができます。折り畳み式になっているので、子どもが使用していない時には畳んでおきます。
おまるにもなるタイプ
昔ながらのおまると同じで、トイレ以外で用を足せます。おまるを卒業したら、座る部分(上部)だけパカっと外して便座にとりつけて使用することもできます。
どうやって選んだらいいの?
では、実際にひとつを選ぶとしたら、どのように選んだらいいのでしょう?選ぶポイントをまとめました。
お子さんの性格や体格、年齢に合わせてチョイスしてください!
足を開かせるか、閉じさせるか
私が最も重視したのはここ。たとえば、よくある
こういうタイプは、足をがばっと開いて座ります。しかし、
こういうタイプですと、足は閉じて座れます。
それぞれのメリットデメリットをみてみましょう。
足を開くタイプのメリットデメリット
〇 かわいいキャラクター物の商品が多いので、子どもが楽しくトイレに行ける。
〇 おしっこが出ている様子がみやすい。
× 全部脱がないと座ることができない。
× 足をがばっと開いて用をたすのに慣れしまい、補助便座がなかなか卒業できないケースも。
足を閉じるタイプのメリットデメリット
〇 洋服を膝くらいまでおろせば座れる。
〇 飛び散りにくい
〇 普通の便座と形状が似ているので、補助便座を卒業してもスムーズに用がたせる。
× おしっこが出ている様子がわかりにくい。
こうしてみると、足を閉じるタイプの方が魅力的な感じがしますね。
しかし、トイレトレーニングは、子どもがトイレに行かせるまでが大変だったりしますから、好きなキャラクターの便座というのも捨てがたいです。
おまる機能のありなし
それまで好きな時に好きな場所でおむつにおしっこをしていた子に、「今日から練習だよ!トイレ行くよ!」といっても、嫌がられるケースは多々あります。
トイレって、なんとなく暗いし、便座は高い場所にあるし、リビングと違う香りがするし、流すときの音は大きいし・・・
トイレが怖いと感じる子どもだって沢山います。
でも、そろそろおむつは外したい。となると、おまるの出番ですね。
おまるのメリットデメリット
〇 子どもが好きな場所で用をたすことができる。
〇 両足がしっかりと床につくので、便座が高くて怖いという子も安心。
× おしっこやうんちを片づける手間が必要。
× おまるに慣れてしまい、なかなかトイレに移行できない子もたまにいる。
わたしは、ずぼらなので(何度も言う笑)おまるを清潔に保つことができるかどうか不安になり、おまる型はあまり使用しませんでした。
でも、うんちやおしっこの受け皿部分にオムツをしいておいて、用を足したらオムツを交換するっていう方法なら、きっとそんなに手間じゃないんじゃないか?と今になって思っています。
いつまで子どもに付き合ってあげられる?
補助便座を使用して、初めて子どもが成功した時は、本当にうれしくて感動ものでした!
そのうれしい期間が終わると気付くんです。
あれ?これ毎回子どものトイレに付き合うの?ちょっと、、じゃない、かなり大変じゃん!!!!
ということに。
なんなら、おむつ時代の方が楽だったじゃん!なんて思考にもなりかねません(私はそうなった)
それで、なんの罪もない子どもに対して不機嫌になってしまう前に、問題を解決する必要があります。
つまり、子どもが一人でトイレに行けるように補助便座をセッティングするのです。
例えば、床に踏台を置いて、親に抱き抱えてもらわなくても自分で座れるようにするといいですね。
私は、ずぼらなんで、階段付きタイプに買い替えてしまいました・・・。
見た目シンプルな補助便座がいいいなぁ、と思っていても、それだけだと親の助けが必要になり、親が苦労してしまうこともあるので、どうしたら子ども一人でトイレにいけるのか?というところまで考えておくと良いでしょう。
いや、何回だって付き合ってあげられるわ。というママさんはここはスルーしてくださいね。
トイレの大きさは?
補助便座って、正直邪魔です・・・。ご家庭のトイレの大きさに合わせて選ぶことも大切です。
わが家は階段付きを使用していた時期が一番長かったですが、そりゃもう邪魔でした。
来客時なんて本当にお客様に申し訳なく思っていました。
子どものおしっこがついているかもしれないものが身体に触れたり、顔のすぐ近くにきたり、だなんて嫌ですもんね。
でも、あまり高い位置に置いてしまうと、子どもが自分でとれないし・・・。うーん、置き場所悩みますよね。
どこに置けばいいのか。ということをしっかり頭の中でシミュレーションしてから購入しましょう。
実際購入してみた感想(我が家のケース)
ハンドル付きタイプ(キティちゃん)
わが家は最初に、慎重で怖がりな娘のトレーニングをしたので、まずはトイレに楽しくいけるようにと、キティちゃんのハンドルつき足を開くタイプを購入しました。
座らせてみると、なんとも可愛くって、写真をとってしまいました(笑)
ただ、あしがぶらぶら宙に浮いている状態なので、力が入りにくいんだろうなーという気がして、100均で背の高いゴミ箱を2つ購入し、子どもの足の下に置いてみました。
しかし、それで安定はしなかったようですね。やっぱり土台は多少力を込めても動かないものじゃないとだめだと思いました。
朝イチでキティちゃんに座らせるというのを毎日繰り返してもなかなか出ず・・・
ある日、風邪を引いた娘をいつものように座らせたら、「ゴホン!」と咳をしたんです。その瞬間、おしっこが出ました~~~!!
咳をしたことで腹圧がかかったんでしょうね。
風邪気味の時のトイレトレーニング。おすすめです(笑)
おまるタイプ
キティちゃんで用が足せるようにはなったのですが、いちいちズボンを全部脱ぐのが大変になり、足を閉じて座れるタイプを購入。
これは、おまるにも、踏台にもなるという商品でした。おまるとしては一度も使用しませんでしたが、足を閉じておしっこをすることができるようになりました。
しかし、毎回毎回娘を持ち上げて座らせるのに限界を感じ始め・・・
階段付きタイプ
ついに買ってしまいました。3つめの補助便座。階段付きタイプです。
いやー、便利。娘一人でトイレに行って帰ってこられるようになりました。
ただ、上述しましたが、折りたたんでも結構かさばるので、大人側は多少窮屈な思いをしながら用をたすことになります。
でも、3つ買って思うことは、
「最初から階段タイプにすりゃよかった」
ですね(笑)
しかし、おまるタイプは、今実家においてあり、子どもたちが遊びに行ったときにまだ活躍しています。
まだうんちができない弟ですが、なんと実家に預けた時におまるにうんちをしたとのこと!
おまるタイプも侮れません!
おすすめ補助便座
グリップ(ハンドル)なし
ビョルンの補助便座です。便座の裏側にダイヤルがついていて、そこでサイズ調整をし、ご自宅の便座にぴったりと合わせることができます。上部にとってがついているので、使用後は壁にフックなどつけ、ひっかけておけます。便座の奥側がぼこっとせり出しているデザインなので、正しい位置に座ることができる、という商品だそうです。
リッチェルのシンプルな補助便座です。カラーはイエローの他にピンクもあります。体系の大きい子でも使いやすいゆったりサイズだそうです。この商品のポイントは、おしり側があいている(U型)ので、おしりが拭きやすいことですね。シンプルなつくりなので、丸洗いもしやすいです。
こちら、折り畳み可能な補助便座です。トイレのスペース的にできるだけコンパクトなものを使用したいというご家庭や、公衆トイレで使用したいという方におすすめです。こんな便利商品あるんですね~。
グリップ(ハンドル)つき
アンパンマンのおしゃべりつき補助便座です。この商品、なんと、アンパンマンを前にして足を開いて座ってもいいし、アンパンマンをおしり側にして設置し、足を閉じて座っても良いんです。ボタンを押すと、アンパンマンボイス(3種類)、メロディ(3種類)、流水音が流れます。トイレトレーニングをする時期とアンパンマンにはまる時期ってそういえばバッチリかぶりますね。人気なわけですね!
リッチェルのポッティスです。カラーは、グリーン、オレンジ、ピンクがあります。心が明るくなるカラーで、トイレに行くのが楽しくなりそうですね。こちらは、グリップが取り外し可能なんです。ある程度慣れてきて、自分で乗り降りするようになった時、グリップ邪魔なようでしたら取るといいですね。
うって変わってこちらはグレーの補助便座。ご自宅のトイレのデザインや内装によっては、どうしてもシンプルで落ち着いたカラーのものを選びたい!という方もいらっしゃると思います。また、キャラものだと、そっちに気がいってしまってトイレに長居されたらいやだ!という意見もありますので、そういったご家庭にはこちらのような落ち着いた商品が好まれるようです。
コンビの補助便座です。めずらしくしっかりした便座カバーがついている商品。便座にはりつけるタイプのシートじゃなくて、何度も洗えるカバーがいいわ!という方におすすめです。
Familyerの補助便座です。カラーはホワイト、ピンク、ブルーがあります。キャラものではない、ブルーの便座ってあんまりないので貴重だと思います。クッションは柔らかいですし、なにより背もたれが少しあるので、子どもが安心して座れそうですね。
おまるにもなるタイプ
kingstarの補助便座です。これ、もうほとんど普通の洋式便座ですよね!もちろん、成長に合わせて補助便座、ステップとしても使用できます。大人と同じように用をたすことができるので、普通のトイレへの移行もスムーズにできそうですね。
リッチェルのイス型おまるです。私が購入したおまるタイプはこちらです。成長に合わせて補助便座、踏み台として使用可能です。グリップ部分も取り外し可能なので、長く使用できる商品です。
アンパンマンの5WAYおまるです。(1WAY:取っ手付き型おまる、2WAY:洋式イス型おまる、3WAY:取っ手付き型補助便座、4WAY:洋式イス型補助便座、5WAY:踏み台として)アンパンマンの声やメロディが鳴るのも子どものやる気を起こさせることができそうですね。
階段付きタイプ
私が購入したのはこちら。カリブのトイレトレーナーです。階段がついているので、子どもが一人で用をたすことができます。座面はクッションがついていてふわふわしています。ポップなデザインなので、トイレが明るくなります。(アマゾンより楽天の方がカラーが豊富かもしれません)便座の高さは調整できます。
こちらも人気の商品です。2段階の高さ調整が可能です。
優しいカラーがお好みのご家庭はこちらがおすすめ。ピンクの他に、薄いブルー(もしかしたらグリーンかも??)もあります。
便利道具
ベビービョルンの踏み台です。子どもが乗る部分も、床に接する部分もゴムでできているので、滑らなくて安心です。我が家はケチって100均の踏み台を購入してしまったのですが、ゴムがついていなかったので床を滑ってしまって危なくて使えませんでした。
便座補助台です。普通の踏み台と少し違うのは、こちらはご自宅のトイレの根本部分にカーブを合わせてピシッと設置することができます。ズレにくくて安心ですね。男の子が立っておしっこをする時にも便利そうです。
リッチェルの補助便座スタンドです。壁にフックを取り付けるのはちょっと・・・という方におすすめです。この高さなら子どもが自分で取ったりひっかけたりできますね。
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