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6歳になる娘の耳のことについての話です。
結論から申しますと、娘は現在、滲出性中耳炎のため、耳が聞こえづらい状態で治療を始めたところです。
現在に至るまでの経過をまとめました。
目次
きっかけは就学時検診
娘は4月から小学生になるので、昨年の秋に入学予定の小学校で就学時検診を受けました。
そこで、聴力検査の結果、両耳ともなぜか「要検査」との結果。
6年間娘を育ててきて、一度も娘から耳が聞こえないと訴えられたこともないですし、私自身も娘と会話していて耳が聞こえないのではないか?と疑ったことすらありませんでした。
ですから、
「何かの間違いでしょ」
としか思いませんでした。
学校側も、
「こういった環境の中での検査ですので、必ずしも正確な検査結果とは言えません。治療しなければ入学できないということもありませんしね。」
ということだったので、少し気にはなりましたがインフルエンザも流行り始めていたので、通院で風邪をうつされてもなぁ、と思い、病院には行きませんでした。
入学後に行われる身体検査でまた聴力が引っかかるようだったらその時には病院に行こうと思っていました。
というのもうちの娘、とても内気で大人しいタイプ。わからないことがあってもわからないと言えない性格です。
人より何をするのも遅れがちでボーッとしていることもあるので、きっと一人だけ聴力検査の受け方がわからず、ボタンをいつ押すかもわからずなんとなく検査終了してしまったのだろう、なんて思いました。
そして、娘に対して「ダメだなぁ・・・」だなんてひどいことを思ったりもしていました・・・
本当に聞こえないなんてことないよね?疑いの日々の始まり。
病院には行かなかったものの、「要検査」という文字をみてから、ひょっとしたら娘の耳は小さい音が聞こえていないんじゃないか?という不安が心のどこかにいつもありました。
娘に話しかけても「ん?なに?」と聞き返される時は、毎回不安になりました。
- 普段意識してなかったけど、そういや聞き返しがすごい多いよな、この子・・・
- 他のことに集中してるから返事がないんだと思ってたけど、実は聞こえてなかったりして・・・
なんてことをよく思うようになりました。
今にして思うと、「じゃあ病院連れていけ!」とも思うのですが、不安以上に、「まさかわが子が難聴なんてことないだろうし!」というなんの根拠もない自信があったんですよね(汗)ほんと失敗しました・・・
やっぱり聞こえてないんだ!!確信した瞬間がくる
冬休み明けから幼稚園で風邪が流行り始めます。うちの子どもたちは風邪という風邪をもらってくるタイプなので、1月、2月とよく風邪をひいていました。娘は風邪をひくと、夜中咳で目が覚め、嘔吐してしまうことが多いです。そんな時にはリビングに移動して温かいお茶を少しずつ飲んで咳を落ち着かせてからまたベッドに戻ります。
その日も夜中に娘の咳が止まらず、二人でリビングへ。
うちは、夫がリビングで寝ています(笑)
「お父さんを起こしちゃうから静かにね」という感じで、娘はソファに座り、温かいお茶を黙って飲む。
私はダイニングテーブルからそんな娘の背中をながめていました。
その状態で、夫を起こさないように小声で娘に声をかけた時、全く反応がなかったのです・・・
普通のボリュームで声をかけなおすと、やっと応答します。
そんなことを何回か繰り返し、確信しました。
「本当に聞こえてないんだ・・・」
ショックでした。まさか本当に聞こえていないなんて。
この時、夫が起きたので、
娘の背中側から小さな声で動物の名前を言い、それを娘が当てられるかというクイズをしました。
私「ぞう」
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娘「・・・」
私「ぞう」
娘「・・・」
私「きこえてる?もう二回言ったんだけど・・・」
娘「え?なに?聞こえなかった」
夫「お母さん、ぞうって言ったんだよ。」
娘「そうなの?聞こえなかった」
この時、夫は娘より私から離れた場所にいました。夫は余裕で聞こえていたのに娘には聞こえていない。
小さい音が聞き取れない状態であるということがわかったのです。
気付けた理由、気付かなった理由
偶然、娘の耳が聞こえていないということに気付くことができたのは本当にラッキーでした。
この時ばかりは、風邪万歳!でした。
テレビがついていない。周りで話している人もいない。静かな室内。
において、
後ろから小声で話しかける。
ことができたから気付けたのです。そんな状況めったにないですもんね。
うちはうるさい弟もいるし、普段はテレビもよくついています。娘と会話する時は大体正面からとか横から顔を観ながら話すので。今にして思うと、娘は私の口元をみながら会話をしていることが多かったです。耳だけに頼らず、口の動きや表情などで会話の内容を理解していたのだと思います。
もし、子どもの耳の聞こえを確かめたい時には、子どもの後ろから、小声で話しかけてみることをおすすめします!
娘への申し訳ない気持ち
夫には内緒ですが私はこの時涙が出るのを必死にこらえていました。
どうしてもっと早く気付いてあげられなかったのだろう。
聞こえない状態で今までどんなに不便な生活を送っていたのだろうか。
「え?」と聞き返されるたび、お母さんイライラしてたね。ごめんね。
娘に対して沢山のごめんなさいの気持ちがあふれてきました。
特に、幼稚園での娘を思うと可哀想すぎて・・・
幼稚園での娘
娘は幼稚園で「何をするにも一歩遅れる、とろいキャラ」です。
参観日などでみていても、一人だけ違う動きをしてしまっていたり、出遅れたりすることが多々ありそんな娘を私自身も「どんくさいなあ」と思ってみていました。
今まで担任だった先生がたもみな口をそろえて「〇〇ちゃんは、マイペースです」「お友達に助けてもらってました」「慎重に、みんなをみながら真似してやってます」というようなエピソードばかりを教えてくれていました。
そのたびに、娘に対して不満を抱いていたのは事実です。
どうしてもっとテキパキできないんだろう。
自信をもってやらないんだろう。
友達とうまく遊べないんだろう。
もっと積極的になれ!!
と思っていました。
でも、それは全てざわざわした幼稚園で先生や友達の言葉が聞き取りにくいからだったのかもしれないんです。
それなのに、私は娘の困っているという事に気付いてあげられなかった・・・
幼稚園で皆に必死についていこうとしている娘の姿を思い浮かべると本当に気の毒で胸が締め付けられる思いでした。
原因がわからないから不安
この時点で、娘の耳が聞こえない原因はまだわかっていませんでした。
娘はいつから難聴なのか?どの程度の症状なのか?
一体何年くらい放置してしまっていたのだろうか?
治るのだろうか?
いくらネットで調べても耳鼻科の先生にみてもらわない限り答えはでません。
次の日、幼稚園を休ませて早速耳鼻科に行くことにしました。
続きはこちら
子どもの耳が聞こえづらい理由が判明。滲出性中耳炎を治したい②
オトヴェントって!?子どもも簡単に耳抜きができるらしい。滲出性中耳炎を治したい③
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コメント
[…] 2018年2月現在、娘が滲出性中耳炎だということが判明。治療を開始しました。痛みがないので気付かないけど、小さい音が聞こえなくなってしまうことがある病気です。ひょっとしたらアデノイド肥大のあったこのころからずっと滲出性中耳炎だったのかもしれません。アデノイド肥大、扁桃腺肥大のあるお子さんは、耳鼻科で耳も調べてもらうといいと思います。早期治療が大切だそうです!滲出性中耳炎についての記事はこちら […]
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[…] しかし、寝る前に、娘の後ろからまた動物当てをさせました。私が小声で動物の名前を言い、それを復唱させるというゲームみたいなことです。これが全然できなかったので、娘の難聴に気付くことができたんです(参考記事) […]