これで安心!元小学校教師が教える、入学までに子どもに最低限身に付けさせたいこと!

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小学校入学の時期が近づいてくると、「自分の子はきちんと学校に適応できるだろうか?」「できないことが多すぎて心配」「学習、運動面で遅れてしまわないだろうか?」と、悩んでしまう方が多くいらっしゃると思います。
私は数年前まで小学校で教師をしていました。その時には自分に子どもがいなかったので、何とも思わず担任をしていたのですが、
今現在、第一子が年長さん。子どもの入学を控えた保護者って、こんなに不安があるものなんだ!と実感しております。
私の教師経験をもとに、本当に身に付けさせておくべきことをまとめてみました。

学校説明会は遅すぎる!

大体の学校は、1月、2月に説明会がありますね。そこで、準備すべき道具や、入学までに身に付けさせてほしいことなど知らされます。私も先日説明会に行ってきたばかりです。

でも、もうすでに入学まで2カ月くらいしかないのに今から子どもに急いで身に付けさせても、どれだけ身になるかというと・・・あまり良い結果は出なさそうですし、うちの娘のように神経質な子どもだと、小学校に行くのが不安になってしまう恐れがあります。

いいんです!無理しないでください!

言われたこと全てを身に付けさせなくていいので、子どもの学校に対する不安感が増さないようにしましょう!学校側だってそんな期待はしてないですから。いろんな幼稚園、保育園から色んな家庭環境、体つき、性格の子たちが集まってくるんです。少人数のびのび保育園で育ってきた子なんて、集団生活になじむことが大変でそのほかのことになんて手が回らなかったりします。できなくて当たり前。そう思っておおらかに子どもと接してあげましょう。

ここで紹介する「身に付けたほうが良いこと」が、入学までにできなくても、焦らないでくださいね!

身に付けた方が良いこと

基本的生活習慣編

早寝早起き

小学校は8時15分くらいまでに登校しないといけないところが多いですね。

一年生の担任をしたときに、生活科の時間に子どもにアンケートをとったことがありますが、

夜は9時頃就寝、朝は7時頃起床。

という児童が圧倒的に多かったです。保育園に通っているとお昼寝の時間がありますので、9時就寝が難しい場合もありますが、入学一週間前くらいからは早寝早起きパターンになるように調整してあげましょう。

寝不足が続くと、授業中に集中力がなくなったり風邪を引きやすくなってしまったりするので要注意です。

朝食をとる

早寝早起き朝ごはん。という言葉あるように、朝ご飯をしっかり食べて一日の活力をつけてあげることは非常に大切です。慣れない環境で最初は子どもも緊張しています。ランドセルを背負って通学路を往復するだけでかなり気を遣って頑張っていることでしょう。一日のスタートを空腹で始めさせてはいけませんね。給食の時間は大体12時半から13時くらいのことが多いですので、お腹がすかないようにがっつり食べさせてあげたいですね!

登下校編

最低限の交通ルール確認

基本的に登校時は通学班、下校時は家の近い友達と一緒に歩くように決めている学校が多くなってきました。登校時は年上のお兄さん、お姉さんと一緒なので問題ないのですが、下校時は一年生だけのことがほとんどですね。

そうなるときちんと交通ルールが守れているか不安になります。最低限の交通ルールを覚えさせましょう。

道路は右側(もしくは歩道)を歩く。とか、信号は赤、黄は止まって青は進む。に加え、特に通学路の途中で危険個所があれば確認しておきましょうね。

ちなみにうちの娘は内気であまり自分の意見がいえないタイプなので、危ない行動をしている子がいても注意できないでしょうし、何なら誘われたら断れずに一緒にやってしまうかも・・・心配です。

そこらへんも、親子のルールとして危ないことはしない!ふざけない!と確認しておくと良いかもしれないですね。子どもって群れになると調子に乗りがちですから。

 

授業、学習編

ひらがなの読み書きは・・・厳しいですよね

これを学校説明会で身に付けさせておいてほしいといわれて、真っ青になる保護者の多いこと・・・

二か月前に言われてもできるわけないですよね、ほんと(笑)せめて半年前には教えてほしい!

特に男の子は手紙のやりとりなどもあまりしないですし、読み書きなんて全然できないなんて子もいるかもしれません。

確かに、読み書きがある程度できると授業での困り度がかなり低くなります。でも、入学時点でしっかり身についていない子なんて沢山います(圧倒的に男子です)うちの息子も今4歳ですが、きっと6歳になっても全然書けないんじゃないかなと思っています・・・

ですから、無理に入学までに叩き込まなくていいです。

優先すべきは断然「読み」

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読み書きができない場合、優先順位として、まずは「読み」に力を入れましょう。先生が書く文字、配られたプリントの文字、教室内の掲示物の文字、全ての科目の教科書の文字・・・学校生活は溢れんばかりの文字に囲まれています。これ、幼稚園や保育園と違うところですね。

文字が書けなくてもいいので、読めることがまずは大切!なぜなら、情報が手に入るから。

海外旅行にいってもそうです。全然わからない言語の国にいっても、なんとなくの英語が読めれば、街中や施設、空港なんかで「情報」が手に入ります。トイレの場所、レストランの場所、自分の部屋など、文字が読めれば話せなくたって、書けなくたってどうにか生活できますもん。

逆に、全然読めないってなるとちょっと可哀想な思いをさせてしまうかもしれません。

読みだけでも入学までにある程度身に付けさせてあげたいですね。

「書くこと」の優先順位

読むことがなんとかなったら、次は書くことですね。

まずは自分の名前を書けるようにしましょう。配られたプリントなどに書くことが多いので、書けないと困ってしまうことがあるかも。

50音ですが、大体の先生は、「あいうえお」から教えます。あの表の順番通りに。しかし、それよりも簡単な字から書かせてあげた方が子どもの負担になりません。「つ」とか、「く」とか、「し」とか、画数の少ないものから始めましょうね。

 

給食編

20分で食べ終わる

大体給食の食べる時間は20分くらいのところが多いです。教師は、最低20分は食べる時間がとれるように給食当番を動かさなければなりません。でも、一年生の子どもが配膳すると遅いんですよ。ものすごい時間がかかります。4時間目を途中で切り上げて給食準備に取り掛かっても全然時間足りないことも多々あります(食器の数によりますが)

それでやっとのことでいただきますをしても、食べるのが本当に遅い子っているんですよね。まあうちの子もなんですけど。いただきますをして20分経ったくらいできちんと食べ終わるように、食べるスピードを調整する練習ができるといいですね。早い分にはおかわりもできて最高だと思います。

ごはん、みそしるをよそる

給食初日から子どもたちが配膳する学校も多いです。補助の先生がつくこともありますが、基本的には子どもがご飯や汁物、サラダ、おかずなど更に盛り付けるのです。

これがみんな不慣れ為に悪戦苦闘しています(笑)あまりによそるのが下手で、給食当番が憂鬱になり、給食嫌いになってしまうなんてことがないように、家でご飯とみそ汁をよそる練習をすると良いですね。

特に、汁物は手にかかると熱いですからね。練習しましょう!

 

身の回りのこと編

名札をつける練習

防犯上、学校に着いてか名札をつける学校が増えています。慣れるまでは先生も手伝ってくれるとは思いますが、できれば自分で胸に名札をつける練習をしておきましょう。

ランドセルの扱いに慣れておく

授業が始まると結構な冊数の教科書ノートを入れて登下校するようになります。重さもありますのでせめてランドセル自体の扱いに慣れておきましょう。自分で背負って自分でおろしやすいように長さ調節等してあげたいですね。寒い季節と夏の薄着の季節では背負った感じも違うと思うのでその時々で調整が必要です。

時計をなんとなく理解

文字の氾濫に加え、幼稚園、保育園と小学校のもう一つ大きく違うこと。それは、子どもが自分で時計をみて行動しなければならない、ということです。でも、時計が読めないのは当たり前です。だってまだ60までの数字がわからないんですから。

いーち、にーい、さーん・・となんとなく50くらいまで口ずさめる子はもちろんいます。でも、それは言葉の響きを覚えているだけで、数字の意味は全然分かっていなかったりします。

「10のまとまりが5こで50。1が3こで3。合わせて53!」

とかいう学習するのはまだまだ先の話。入学時点で何時何分が読めないなんて普通なんで、気にしないでください。

しかし、時計をみて行動するという練習は必要です。

1から12までの数字で教えてあげるので充分です。

「9時20分までに食べようね。」ではなくて、「長い針が4になるまでに食べようね」でOK。

実際、担任もそのように声をかけますし、一年生の場合、「5分でプリントやって。」といってもわからないので、大きい数字でカウントダウンするタイマーを利用している先生も多いです。

ただ、長い針がポイントということと、時計は右回りに回るってことくらいは最低限確認しておきましょうね!

 

また思いついたら追記しますが、今現在私が思うのはこのくらいです!

全てはできなくても構わないので、できることを少しでも増やしてあげて、安心して入学式を迎えられるようサポートしてあげたいですね。

また、どうしても〇〇ができないのが心配!という事があれば、遠慮なく連絡帳に書きましょう。先生と一緒に子どもを育てていくつもりでいきましょうね!


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