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我が家は4人中3人がサーモンパッチ持ちです。
私もその一人。
サーモンパッチについて徹底的に調べてみました。
目次
サーモンパッチとは
サーモンパッチの正式名称は、正中部母斑(せいちゅうぶぼはん)といいます。
眉間やまぶた、おでこ、鼻など顔の中央にできる赤いあざのことです。あざの色が鮭に似ているために、サーモンパッチと呼ばれています。
新生児の20%~30%にみられるということなので、結構高い確率ですね。
サーモンパッチの症状
サーモンパッチは、生まれたときからある場合が多いです。生まれてすぐあらわれる場合もあります。
うちの二人の子どもも、産声を上げた瞬間から眉間にありました。
正中部母斑という名前の通り、顔の中央部分(おでこの真ん中、眉間、瞼、鼻、鼻と口の間など)に、
紅いあざができます。ざらざらしたり、盛り上がったりはしていません。
境界ははっきりしておらず、ぼんやりとしていたり、ギザギザしていたりします。
泣いたり運動したり、お風呂に入ったりして血行がよくなると色が濃くなります。
痛かったり痒かったりすることは全くありません。
また、サーモンパッチの特徴として、
押すと一瞬消える
ことが挙げられます。赤い部分を指でぎゅっと押して、パッと離してみてください。
あざが消えた!と思った瞬間にまた赤く戻ってくるのがサーモンパッチです。
サーモンパッチの原因
サーモンパッチの原因は、毛細血管の異常な増殖です。
その毛細血管の拡張により、紅くみえます。
なぜ増殖してしまったのか、という原因はわかっていないそうです。
サーモンパッチは遺伝なの?
サーモンパッチは染色体優性遺伝の可能性があるそうです。
うちの場合、私のあざがしっかり子ども二人に受け継がれてしまいました。
しかも、私は36歳になる今でもしっかりあざが残っています。
5歳の娘と3歳の息子もあざは消えずに残っています。
遺伝はもちろんするし、消えるかどうかも、遺伝なんじゃないかと思っています。
だから、今現在、両親にあざがない場合、子どもにサーモンパッチがあっても高確率で消えるんじゃないかな。
と個人的に思っています。
自然に消えるの?いつ消えるの?
サーモンパッチは、年齢とともにだんだん消えていくことがほとんどだそうです。
成長で皮膚が厚くなり、伸びるからだそうです。
2歳くらいまでに自然に消失してしまうことが多いので、3歳を過ぎるまではあまり心配せず、
気長に待つのがよさそうです。1歳半までの消失率は80%と結構高いです。
消えなかった場合
サーモンパッチが消えなかった場合は、気になるようならレーザー治療という手があります。
一度の治療で消えるわけではなく、何度か治療を行います。
麻酔は、通常、テープ麻酔が使われます。
レーザーをあてる前にテープを貼っておいて、あてる直前にテープをはがすというものです。
うちの娘は扁平母斑もあり、そこの治療の時にこのテープを使ったことがあります。
でもまあ、子どもは抑えつけられてレーザー当てられたら怖くて無条件で泣くので、
テープの効果があったかどうかは謎です・・・
レーザー治療をしたらあざがうすくなることもありますし、あまり変わらないこともあります。
個人差があることなので、皮膚科の先生とよく相談して治療を受けるか決めましょう。
また、目に近いあざの場合、光が目に入る危険性もゼロではありません。
場合によっては全身麻酔なんてこともあるかもしれません。
そういったリスクもよく考えて決めたいですね。
サーモンパッチがあるとウンナ母斑もある!?
娘が皮膚科でサーモンパッチをみていただいたときに、
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「首の後ろの真ん中にもあるでしょ?」
と言われました。調べてみてびっくり。親でも気づかなったのですが、髪の毛をかきわけると確かにサーモンパッチと同じようなあざができていました。
これは、ウンナ母斑というそうです。
ウンナ母斑もサーモンパッチと同様、正式名称は正中部母斑です。
顔にできるのはサーモンパッチ。首の後ろにできるのはウンナ母斑。
名称が違うだけなんです。紛らわしいですよね。
サーモンパッチがある場合、高確率でウンナ母斑もあると、その先生はおっしゃいました。
確かにうちの子どもも2人ともウンナ母斑もあります。
このウンナ母斑は、サーモンパッチよりも自然消失率が低く、約半数の方は残ってしまうことがあるそうです。
まあ髪の毛があるからあまり目立たないんですけどね。
気になるようでしたらサーモンパッチと同じようにレーザーでの治療となります。
サーモンパッチと共に30年間以上生きている私の意見
私は眉間にサーモンパッチがあります。
中学生くらいの時でしょうか。なんかここずっと赤いな・・・とは思っていましたが、それほど気にしてはいませんでした。
おそらく前髪が厚めだったからです(笑)
これが、鼻の頭とか、まぶたにくっきりとしたあざがあればさすがに気にしたと思うのですが、
幼少期からずっと前髪厚めだった私にはあまり大した問題ではありませんでした。
大学生になって、メイクをするようになってからは、多少気になってコンシーラーを塗っていた時期もありましたが、Tゾーンなんで、まあすぐ落ちるんですよね!
途中から諦めました・・・
子どもを産んで、子どもに同じようなあざがあり、ネットで調べてようやくこれがサーモンパッチだと知りました。
ちょっと鈍感すぎますよね(笑)
もうちょっと気にしろよって思う人もいるかもしれないけど、
私は今でもあまり気にしていません。あざがストレスになったことはほぼありません。
いや、確かにしっかり赤いんですけどね。
これって私の両親のおかげかなと思っています。
娘を産んで、「サーモンパッチっていうんだって。私のが遺伝したみたい!」と母に伝えたところ、
「え、あなた、眉間にあざなんてあった?」
と言われて、びっくりしたんです。
母は私以上に私のあざに無頓着でした。
ほら、といってみせると、あー、そういやあったかもね。といった反応でした。
一番近くにいた家族がそんな感じだったので、私は自分のあざにコンプレックスを感じることなく生きてこられたのだと思います。
まあ、あざなんてないにこしたことないですけどね。
別にあってもそんなに影響なかったです。
特に女性は前髪で隠したりメイクで隠したりしやすいですからね。
ただ、自分自身があざがどうしても気になり、コンプレックスとなり、そのせいで人前でうまく立ち振る舞えなかったり、
辛い気持ちになるようでしたら、できるかぎりの治療をしてみるのももちろん正解だと思います。
しかし、一つ言えることは、自分が親の立場であるなら、
子どものあざのことで悩んでいるということを、
絶対に子どもに悟られてはならない
ということです。
親があざのことを否定的にとらえているとわかった瞬間、子どもは、自分のあざが醜いものに思え、
消してしまいたいと思うようになります。
絶対にレーザーで100%消えるあざであるなら、それでもいいのですが、
サーモンパッチや扁平母斑など、レーザーによる完治が絶対ではないあざの場合は、
あざに対するマイナスな思考を子どもに植え付けてはいけません。
治療してもあざが残ってしまった場合、子どもが一生そのコンプレックスと一緒に生きていかなければならないからです。
もちろん、幼少期に治療を受けさせるかどうかの決定権は親にありますが、
受けさせるにせよ、受けさせないにせよ、あざに対する否定的な感情だけは子どもの前ではしまっておきましょう。
ちなみに、うちの子どもたちには、
「お母さんの子どもだっていうしるしだよー」
と教えています。
二人ともきっと私と同じように大人になっても残っていると思うので、
もちろん申し訳ない気持ちはありますが・・・
娘は前髪で隠れるし、メイクもできるから大丈夫かな。
息子は日焼けすりゃ大丈夫。
泣いたり、怒ったり、大笑いしたり、運動したり・・・必死になってると、
ポッと赤くスイッチが入るみたいで、なんだかかわいいし。
なんて無責任に思っていますが、もし、子どもたちが気にして治療を受けたいといったら、その時は、
全力でバックアップしてあげたいと思っています。
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