三輪車は必要だろうか?
乗り物系なら、ストライダー(キックバイク)があれば、要らないんじゃないかな?と思っている人は多くいらっしゃると思います。
私も最初はそうでした。
しかし、自分の子どもたちをみていて、やはり三輪車に乗ることは必要だという結論に達しました。
その理由や三輪車の選び方などについてまとめました。
三輪車を買うか迷っている方のお役に立てればと思います!
三輪車はいつからいつまで?
三輪車は手押し棒がついているタイプなら1歳から乗れます。
我が家も子どもが一歳の時に手押し棒付きを購入しました。
親が押して、方向転換もするので子どもは座っているだけなのですが、それでもベビーカーよりずっと楽しそうに乗っていました。ベビーカーより景色がみえやすいし、動きやすいからでしょうね。
手押し棒がついていないタイプでも、1歳半くらいから使用可能としている商品が多いです。
4歳まで、といった商品が多いのですが、うちの娘は現在6歳でまだガンガン使用しています(笑)
娘は、既にストライダーも自転車も乗れるのですが、また別の遊具として三輪車は三輪車で好んで乗っています。(娘は現在110センチです)
お子さんの背の高さにもよりますが、結構長く使えるんだなーという印象です。
三輪車のメリット、デメリット
三輪車に乗ることで得られるメリットは意外と沢山あるんです!
メリット(★印は、自転車に乗る前に身に付けておきたいことです)
★足の筋力アップ
ストライダーは、地面をけるとスイーっと簡単に動きます。自転車も、グイっとペダルをこぐとスーッと進みますね。
でも、三輪車はこぐのをやめるととまってしまいます。常にこぎ続けなければ進まないんです。
普通に遊んでいるだけで、かなり足の筋肉を使うんです。
これは、ストライダーでつく筋力とはまた別。
三輪車でついた筋力は自転車に乗る際にも役立つと思われます。
★こぐことに慣れる
下で詳しく我が家の子どもたちのことを書いていますが、ストライダー(キックバイク)に慣れたからといって、「こぐ」経験がない子は、自転車への移行が難しい場合もあります。
ストライダーによりいくらバランス感覚がよくなったからといって、こぐことができなければ自転車は乗れないんです。
かといって、小学生くらいになって三輪車でこぐ練習しろっていっても恥ずかしがってしませんよね。2歳、3歳くらいのうちにしっかり練習しておくといいですね。
★こぎながら運転できるようになる
自転車は、ある程度スピードが出ていないと横に倒れてしまいます。そこは三輪車と違うところですね。
スピードが出ている上に、足はペダルをこいでないといけないし、周囲を見渡しながら運転までしないといけない。。
同時にいろんなことをしなくてはいけないのが自転車です。
初めて自転車に乗った子どもは、ペダルをこぐことに慣れていないので、どうしても足の方に気がいきがちで、運転を怠り壁に激突してしまうことが多々あります。うちの子どももそうでした。
自転車がよろよろしてしまわないようにある程度のスピードが出るまでこがないといけない。というだけでも子どもにとっては大変なんですね。
三輪車で、「こぎながら運転する」ことを、同時にする練習ができるのは大きなメリットです。
スピードが出過ぎない
ストライダーにしても、三輪車にしても、2歳くらいから子ども一人で乗るようになるケースが多いと思うのですが、子どもが一人で遊ぶことに恐怖感がある方も多いと思います。
うちも息子の性格が破天荒なので、ストライダーに乗せている時は本当に目が離せません・・・
もちろん、三輪車に乗せている時にも目は離してはいけないのですが、ストライダーのようにはスピードが出ないので安心して遊ばせています。
↑2歳の時の息子
脳が発達する
三輪車は常に足を動かしながら自分で周囲を見渡し、運転しなければうまく乗れません。また、ペダルを逆回転させてこぐとバックもできます。
自分の身体を動かすとダイレクトに車体がその通りに動くので、非常に頭を使いながら乗っていることになります。
三輪車を一人で運転することにより、様々な刺激を受けて脳が発達します。
デメリット
場所をとる
手押し棒や立派なかごがついているタイプですと、重いし大きいので収納に困る場合があります。かといって、外に雨ざらしにしていると色が褪せたり汚れたりするのでできれば室内にしまっておきたいんですよね・・・
わが家は、手押し棒、かご、メロディ機能付きの三輪車と、いたってシンプルな昔ながらの三輪車の二台があるのですが、シンプルな方は家の外に置いています。手押し棒の方は子どものお気に入りなんで玄関入ってすぐのクローゼットに。
結果、シンプルな方ばかりを使っている現状です(笑)だって出すのが面倒だから。。。
1歳のころは毎日手押し棒付きを使用していたので、わざわざしまい込まず、すぐ取り出せる玄関に置いておいたのですが、いったんしまってしまうと出すのが少々億劫になるサイズ&重さです。
ぐずると大変
これは、手押し棒がついていない三輪車の場合です。
ちょっと家から離れた公園まで行ったのはいいけど、帰りたくないと言ってぐずって泣く。なんてことよくありますよね。
子乗せ自転車やベビーカーだと、なんとかなだめながら乗せちゃってビューンと帰宅ってことが可能なのですが、三輪車は子どもがこいでくれないと動きません。
公園に三輪車を放置して帰ってくるわけにはいかないし、三輪車抱えたら子ども抱っこできないし・・・途方にくれます(笑)
手押し棒がついていないタイプは、車体が軽い商品が多いのでこぐのが楽そうでいいのですが、この点はデメリットだと思うので、公園などに行くときには覚悟して行きましょうね。(うちの息子みたいに暴れん坊じゃないお子さんなら問題ないです!)
三輪車が必要だと感じた理由~我が家の場合~
1歳で三輪車、2歳でストライダー購入
わが家の場合、1歳の誕生日プレゼントとして祖父母から手押し棒付きの三輪車を買ってもらいました。子どもは喜んでいたのですが、一人で乗らせてみようとしても全くこげず・・・
そのまま2歳になり、またまた誕生日プレゼントとして今度はストライダーを購入。
その時点でもう三輪車に乗ることはないと思っていました。
自転車に移行できない!?
ストライダーはめきめき上達し、スイスイ乗れるようになったので、4歳の誕生日の時に自転車を購入。
ストライダーに乗れるので楽勝で自転車に乗れるものだと思っていました。
一応補助輪をつけて、乗らせてみると・・・
全然こげません!!!! ふざけてるの!? やる気あるの!? と思うくらいこげない!
補助輪がついているんだから、ただこげば進むはずなのに、こげないんです!
なんならペダルを逆回転させてこいでいたりするじゃないですか!
いくらストライダーでバランス感覚が身についていても、こげなければ自転車には乗れないんです・・・
それまで、「こぐ」という体験が全くなかったので、自転車にうまく移行できなかったんです。
三輪車で「こぐ」ことの練習
だったらこぐ練習だ!! と、試しに久しぶりに三輪車に乗せてみるとやはり最初は苦労している様子。
でも、さすがに4歳なので、日に日に上達し、こげるようになりました。
それから、再び自転車にトライ。
すると、補助輪は30分足らずでとれて、あっという間にその日のうちに乗れるようになりました。
上の子のそんな姿をみていたので、下の息子は2歳からストライダーだけでなく、三輪車にも乗らせていました。
そのお陰か、息子は3歳の時にストライダーから自転車への移行がやはり30分で完了。こぐことも難なくできていました。
こぐことができるようになるために、体重移動のコツをつかんだり、足の筋力をつけたりできる三輪車は不可欠だな。というのが私の感想です。
もちろん、三輪車がなくてもいつかは自転車に乗れていたと思うけど、もっと時間がかかっていたんだろうなと思います。
三輪車の種類と選び方
三輪車には様々なタイプの商品があります。どういった目的で三輪車を使うのかによって選ぶ商品が変わってきます。選ぶポイントを押さえて間違いのない買い物をしましょう。
手押し棒(親のかじ取り)の有無
- ベビーカーがわりとしても使いたい。
- まだ1歳だけど三輪車に乗せてあげたい。
といった場合は手押し棒がついているタイプがおすすめです。
ベビーカーがわりとしても使いたい場合は、サンシェードがついているものや、シートベルトや子ども足を置くステップがついているものを選ぶといいでしょう。
また、かじ取り棒がハンドルから独立しているかも重要です。親がかじ取りしているのに子どもがハンドルを動かすとそっちに行ってしまうのは困りますからね。
注意点
手押し棒やステップなど、色々なものがついていると、車体が重くなります。
それらが取り外せないとなると、重くて子ども一人でこぐのは難しい場合も・・・。
身体が大きくなれば、色々ついていても一人でこげますが、小さい頃はかごやかじ取り棒など全て外してこぐ練習をさせるのがおすすめ。
ずっと使いたいのでしたら、取り外し可能かどうか確かめましょう。
ペダルがついている位置確認
大体の三輪車は前輪にペダルがついています。
種類は少ないのですが、自転車と同じようにチェーン式の商品もあり、その場合は自転車と同様サドルの下のあたりにペダルがついています。
とにかく自転車の練習の準備として三輪車に乗せたいという場合はチェーン式の商品を選ぶといいでしょう。
タイヤの素材
タイヤの素材も数種類あります。
ゴムや発泡素材・・・重め。振動が小さい。
プラスチック・・・軽い。振動が大きい。傷つきやすい。
軽さを重視するのか、丈夫さを重視するのか、考えて選びましょう。
かごの有無
子どもにとっては結構大事なポイントです。とことんシンプルで軽くてこぎやすい三輪車をお探しならかごはなくてもいいと思います。
子どもが大好きなおもちゃやぬいぐるみと一緒に三輪車に乗ったり、葉っぱや石ころを入れて乗ったりするのは結構微笑ましいので、私個人的にはかご付きがおすすめです。夏場は水筒を入れることもできるので便利です。
折り畳み可能
ここ数年、折り畳み可能な商品が増えてきたと思います。
三輪車は結構大きく収納が大変だったりするので、収納場所に困りそうな場合は折り畳み式の三輪車を選ぶといいでしょう。
折り畳み可能なら車にも乗せやすく、遠くの公園まで持っていけますね。
好きなキャラで選ぶ
2歳、3歳といえばイヤイヤ期ですね。
うちの息子はイヤイヤがひどく、公園にいってアンパンマンの三輪車に乗っている知らないお友達がいると、自分もあれがいいと泣きわめき大変でした・・・
自分のは音がならないのに友達のはメロディ機能付き。
自分のはシンプルなのにお友達のはかわいいキャラクター。
そういう場面で子どもががっかりしてしまうのが心配な場合は、多機能なキャラものを選びましょう。
キャラものにはメロディ機能や様々なギミックがついているものが多く、一歳くらいの親が手押し棒で動かしている時期でも、音を鳴らしたりボタンを押したりして楽しんで乗ることができます。
お下がりできるキャラ&カラーがおすすめ
そんなに長く使用するものでもないので、その時に好きなキャラのものを買っても良いと思うのですが、できれば下の子にお下がりできるといいですよね。
うちの場合ですが、上の子(娘)の時に多機能な赤いミッキーの三輪車を購入。
下の子の性別がどちらであっても共有できるものを選びました。赤もミッキーも男女問わないし。
その後、弟が生まれたのですが、問題なく使用しています。これが、ミニーちゃんだったら嫌がったかもしれないですね(笑)
ちなみに、1歳の時に買ったのでまだアンパンマンにははまっていませんでした。(アンパンマンにはまるのって2歳が多くないですか?
下の子へのお下がりを考えている場合は、そこらへんも見越してキャラ&カラーを選びましょう。
おすすめ三輪車
※現在、コロナウイルスの影響で子どものおもちゃ関連が全体的に品薄になっています。リンク切れや売り切れ商品があるかもしれません。ご了承ください!
シンプルでガンガンこげるタイプ
ペダルをこぐ。ということに重点をおいた商品です。サドルの2段階調整もできますし、ベル付きというのも子どもがよろこびそうですね。カラーは赤もあるようです。
こちら、シンプルな上に、ランニングバイクにもなるんです。三輪車の後輪2つをぎゅっと真ん中でくっつけられるんですよ。しかも工具なしで。ですから、普通のストライダーなどと比べると後輪が太いライニングバイクになるって思ってください。安定感があるので、怖がりのお子さんにもおすすめです。
このネーミングがいいですね。豆ダッシュ!!安心の日本製。タイヤはゴムです。座席の下に大きいばねがついているので、乗り心地が良いそうです。座席の後ろにステップがついています。これ懐かしいですよね!!昭和生まれの私には見覚えがあります(笑)足で地面を蹴って遊ぶということもできるんですね。
ベビーカーがわりにできるタイプ
おしゃれなデニム素材の三輪車です。1歳半から使用可能。男の子にも女の子にも使えるデザインですね。ベルトもしっかりしていますので、安心して乗せることができいます。
折り畳み可能ですし、かじ取りや安心ガードなど、取り外し可能なので、大きくなっても使用できます。
こちらも3点ハーネス付きなのでなんと9カ月から使用できます。カップホルダーとトレイがついているというのが他の商品と違う点ですね。かじ取り部分など取り外しができ、最終的にとてもシンプルな三輪車として使用できます。赤ちゃん時代から長く使用できるものが欲しいという方におすすめです。
こちらは1歳5カ月から使用可能。親側の持ち手がベビーカーっぽくって操作しやすそうですね。3WAYの中では比較的安価なのもいいです。シンプルなのに多機能っていうところがおすすめポイントです。
かじ取りタイプ
なんとこの商品、ランニングバイクに変身するんです。かじ取り棒をつけて使用、かじ取り棒を取って使用、ランニングバイクとして使用。と、3役可能な商品。ハンドルとサドルの高さ調整可能なので、子どもの身体の成長に応じて高さを変えられます。サドルは前後にも二段階調整可能です。足のステップももちろんついています。
キャラクター&多機能タイプ
まさかの5WAYです。2~6才用。ランニングバイクにもなる商品は多くありますが、キックボードにもなる商品は本当に珍しい!(商品説明では、キックボードではなくスクーターという言葉ですね) 変形に工具が不要というのもうれしいポイントです。
こちらのサンシェードはUVカット率100%だそうです。日差しの強い日でも安心ですね。前にはプラバスケット、後ろには大型の布バスケットがついています。足のせステップやセーフティガードももちろんついています。アンパンマン、ばいきんまんのおしゃべりが楽しいブザーがついているので、ご機嫌で乗れそうですね。
ミッキー&ミニー好きにはこちら。サンシェードに耳やリボンがついていてとてもかわいいですね。しかもドーム型ですっぽり子どもを包んでくれるので、しっかり日よけできそうです。2リットルのペットボトル3本が入る大きなカゴつき。前かごにもドリンクが入れられるホルダーがついています。安心ガードやステップももちろんついています。
トーマス好きにはこちら。全体の色合い自体もトーマスに似ているので喜んでくれること間違いなしですね。かじ取り棒、ステップ、安全ガードなど必要な機能はそろっています。
折り畳み式
折り畳み式で、しかもデザインが素敵ですね。キャラクター物や赤ちゃんぽいデザインに抵抗がある方にはもってこいの商品です。男女問わず使えそうですね。ダイヤルを回してロックを外すとあっという間に折りたためてしまうので非常に便利です!
折り畳み機能がついているので、車にのせて持ち運ぶことができます。折りたたんだ状態で片手で移動させることができるので大変便利です。帰り道、子どもがぐずって乗らなくなってしまっても、これなら安心ですね。コントロールバーは高さが5段階調整可能で、取り外し可能です。ステップはつま先にカバーがついていて、スライドさせてサイズ調整することもできますし折りたたんで収納可能。発泡タイヤなので振動が少なく、快適に乗ることができます。
折り畳み式というだけでも大助かりなのに、他の機能も大変充実していて素晴らしいですね!
アンパンマンにも折り畳み式があるんですね。持運び、収納時に便利です。かじ取り棒、セーフティガード、足のせステップなど、大事な機能はそろっています。ハンドルの部分に、握るとプップ!と音が鳴るエアホーンがついているのでお子さんも喜びますね。
こちらは、キティちゃんの折り畳み三輪車。コンパクトに折りたためるので持ち運びや収納に便利です。ステップやかじ取り棒ももちろんついています。エアホンもついているのでキティちゃん好きにはたまらないですね。
ペダル位置が自転車と同じタイプ
身体の真下にペダルがあるので、普通の三輪車より楽にこぐことができます。1歳の時には、3点ベルト&寝ても安心のハイバックシートがあり便利です。エアクッションタイヤなので、段差でも衝撃を吸収します。
三輪車の後は自転車を購入する前にストライダー(キックバイク)を購入するのがおすすめです。
ストライダーの記事はこちら
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