ストライダーとは
広い公園などで、とても小さい子が小さい自転車みたいなものにガンガン乗っているのを目にしたことはありませんか?あれは、バランスバイク、キックバイクなどと呼ばれるものです。ペダルがついていないというのが特徴で、地面を足でキックして進むミニ自転車のようなものです。
ストライダーというのは、それらの製品の中で大変人気でロングセラー、そして、非常に高品質高性能の商品です。
我が家も散々調べたのちに、上の子にも下の子にも一台ずつストライダーを購入しました。
ストライダー(バランスバイク)のメリット、デメリット
メリット
バランス感覚が向上する
ストライダーはたった3キロしかないので、2歳でもひょいと持ち上げられ、簡単に扱うことができます。親の手を借りずに最初から一人で乗る練習ができるのです。何にも頼らずに自力で練習を積むことで、短期間でバランス感覚を身につけることができます。
公園内での移動手段
私は、運動公園など、敷地の広い公園に行った時が最もストライダーが役立つ日だと思っています。幅を取らないし軽いので簡単に車にのせて公園にもっていくことができます。
広い公園内での移動って結構大変ですよね。遊具のあるエリアまで子どもを歩かせるのは一苦労。
そんなときにストライダーに乗せてしまえば、楽しく、素早く公園内を移動することができます。
娘は6歳なのでもう自転車に乗れるのですが、広い公園に行った時にはいまだにストライダーを使用していますよ。
自転車に簡単に乗れるようになる
これが一番のメリットかもしれません。
ストライダーでバランス感覚を身につける&スピードが出ることへの恐怖感がなくなると、自転車への移行が簡単です。うちの子どもたちも数日で自転車に乗れるようになりました。補助輪ははじめから使用しませんでした。親が補助してやることもなく、転ぶこともなく、あっという間に乗れるようになり本当に驚きました。ただ、自転車はストライダーよりずっとずっと重いので、慣れるまで時間を要する子はひょっとしたらいるかもしれないですね。自転車選びの際、重さに注意して選んであげるのも手です。
デメリット
スタンドがない
ストライダーにはスタンドがないので、独立して立ちません。うちは、玄関の壁に立てかけて置いていますが、二人分で二台あるので、めちゃくちゃ邪魔です。収納場所を考えておくと良いでしょう。
別売りスタンドを買ってしまうというのも手です。
ブレーキがない
ストライダーにはブレーキがないので、子どもの足で止まらなければなりません。ストライダーの類似品にブレーキがついているものもありますが、子どもの握力、手の小ささだとうまく使えないことがほとんどだと思います。うちも下の子には最初、ストライダーより安くてブレーキがついているバランスバイクを購入したのですが、ブレーキは全く使えていませんでした。
2,3歳の子どもにいくら説明しても、やっぱりスピードが出ると楽しいのか、坂道を何度も何度も滑り降りることがあります。大変危険ですので、親がしっかり見守ってあげましょう。
靴が擦り減る
ブレーキがないために、靴と地面との摩擦で停止しようとするケースが多いので、あっという間に靴が擦り減ります。うちの息子は何度注意しても、つま先を地面にガガガガっと当てて停止するので、すぐに靴のつま先部分に穴があきます(涙)ストライダーを使用するときには、上の子の古くなった靴を履かせています。男の子なのにプリキュアの靴を履かせることもありますが、さすがに可哀想ですかね(笑)
使用上の注意点
公道は走れません
ストライダーは公道(一般道)は走れません。坂道などでスピードが出てしまうこともありますし、ブレーキがないので一時停止もすぐにはできません。危険なので絶対に公道で乗らないようにしましょう。
坂道注意
坂道を走るとものすごいスピードが出ることがあります。うちの近くにある公園に、小さな山・・・ともいえないくらい小さい土の盛り上がりがあるのですが、そこをストライダーで駆け下りた際、ものすごいスピードが出てしまい、ブレーキがないために止まれず壁に激突したことがありました。壁に激突するのももちろん危険ですが、公道に飛び出してしまったらもっと危険です!気を付けましょう。
ヘルメットをつけましょう
ストライダーに乗りはじめであまりバランスがとれない時期は転倒する可能性が高いです。
また、慣れてくるとスピードが出てどこかに衝突する可能性もあります。ヘルメットを着けて乗る習慣をつけましょう。慣れないうちは手足にプロテクターをつけるのもおすすめです。
対象年齢は?
公式HPをみると、対象年齢2~5歳。体重制限27キロまでとなっています。
うちの娘は6歳ですが、20キロくらいなので、まだ乗っています。6歳でも27キロいっていない子って結構いると思うので、体重制限だけみるともう少し長い期間使用できそうですね。
ただ、ストライダーに乗っている子は大体3~5歳くらいには自転車に乗れるようになるので、卒業する子はいるでしょうね。
ストライダーは軽いので、車に積んで広い公園に行った際などはまだまだ娘も使用しそうです。
何歳で買うのがおすすめ?
我が家の場合は2歳の誕生日プレゼントとして購入しました。自転車と違って、バランスバイクの場合、両足のつま先さえ地面につけばいいので(むしろ両足べったりだと乗りにくい)サドルを一番下げた状態でつま先が着くようならもう使用できるんですよね。うちの子は二人とも身長が小さめでしたが、2歳半になるころには二人ともスイスイ乗っていました。
わたしのおすすめは断然2歳です!
2歳のわけわかんないうちに乗り始めてしまえば、大して恐怖感もなく乗れるというケースも多いかと思います。
近所に4歳になって購入した友達がいますが、非常にこわごわと乗っていて、なかなか上達せず、お母さんが嘆いていました・・・
身長次第ではありますが、対象年齢になったら、できるだけ早く購入してあげるといいと思います。
本当に自転車に乗れるようになるの?
我が家の場合、二人とも自転車を購入して一週間以内であっという間に乗れるようになりました。
ストライダー(バランスバイク)に乗っている周りの友達をみても、皆同じようです。
でも、中にはストライダーと自転車との違いに戸惑い、なかなか乗れない子もいるようです。どうしたらスムーズに自転車に乗れるようになるのでしょうか。
スムーズに自転車に移行する方法
ポイントは、「重さ」になれることと、「こぐこと」になれることです。
自転車とストライダーの違いは重さとペダルがあり、こがなくてはいけないことです。
それに慣れるために我が家はこのようなステップをふみました。
①三輪車に慣れる
ストライダーばかり乗っていたうちの子どもたちには「こぐ」という体験が全くありませんでした。足の使い方、体重のかけ方など全くわかっていないのです。試しに、リサイクルショップで安くなっている三輪車を購入して乗らせてみたら、全然進めない!バックしてしまうことも多々あり、苦労している様子でした。自転車に移行するまえに、まずは三輪車を使用してこぐ感覚を身につけさせました。(三輪車の選び方については、こちらの記事を参考になさってください。)
②自転車のペダルを外す
三輪車に慣れた次は、自転車の「重さ」に慣れることを目指しました。自転車はとても重いです。ストライダーだと簡単にバランスを取れていたのに、またがるだけでふらついてしまう状態でした。まずは、自転車のペダルを外し、ストライダーと同じように足で地面をけって進む練習をします。そうしているうちに、自転車の重みに慣れ、うまくバランスが取れるようになりました。
※私は自力でペダルを外しましたが、めちゃくちゃ固いです!ホームセンターや自転車屋さんで外してもらうといいかもしれません。
③ペダルをつける
自転車をストライダーのように乗れるようになったら、ペダルを再びつけます。
すると、あっという間に乗れるようになります!
このようにしてうちの子どもは大体1週間かからないくらいで自転車にすいすい乗れるようになりました。
こういうステップを踏まなくてもすぐ乗れる子ももちろんいると思うので、参考程度にしていただければと思います。
ストライダー&類似品おすすめ
これが、ストライダーのスポーツモデルです。シートが軟質性プラスチックなので、少しやわらかいです。ハンドルバーにふわふわしたパッドがついているので、安全です。豊富なカラーから選べるのも魅力的ですね。我が家のストライダーもこちらにしました。
こちらがストライダー、クラシックモデルです。スポーツモデルより少し価格が安いので、惹かれますが、やはり私はスポーツモデルをおすすめしたいです。一番のポイントはシートの硬さ。こちらのクラシックモデルはプラスチックなので、お子さんによってはおしりが痛いと訴えるかもしれません。シートだけ別売りのものを使う方には良いと思います。
こちらは、スタンドが初めからついているのがいいですね。カラーも10種類あり、かわいくて気分が上がりそうです。フットレストがあり、足を乗せてすいーっと進むことができるのがポイントです。
下の子にはじめに買ったのはこちらのバイクでした。価格帯も、安すぎると心配だし、ストライダーは高いし、ということで、丁度いいとこかなと思い決めました。カラーの感じがストライダーに非常に似ていたのもポイントでした。ブレーキは手が小さくてあまり使っていませんでしたが、ストライダーに乗る姉と問題なく並走していました。
子どもにとってうれしいハンドベル付きです。スタンドがついているので独立して立ちます。ハンドル保護クッションがついているのも安心です。プロテクターセットなのもうれしいですね。
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