すのこベッドはアレルギー対策になる!メリットデメリットと、おすすめまとめ


すのこベッドとは

「すのこ」とは、太い角材に薄い板を直角に打ち付けたものです。板と板の間に隙間があいているので、通気がよく、湿気を逃がしてくれるので、銭湯や下駄箱などでもよく使用されています。

すのこベッドとは、上の写真のように、すのこが使われているベッドのことです。

このすのこの上にマットレスや布団を敷いて寝ます。この写真は我が家のすのこベッドなのですが、このようにベッドの下に足がついていて、普通のベッドのような形をしているものもあれば、もっとシンプルなものもあったり、折り畳み式の商品があったりします。

我が家がすのこベッドを採用した理由。

娘のアレルギー

うちの娘は咳もちで、少しはしゃぐと咳き込み、布団に入ると咳き込み、朝起きると咳き込み・・・

これはおかしいと思い、アレルギー検査をすると、ハウスダストアレルギー&ダニアレルギーだということがわかりました。カビアレルギーの検査は検査キットが切れていてできなかったのですが、おそらくカビもであろうということでした。鼻づまりもひどく、夜中に咳き込んで吐くことも。部屋の清潔を保とう!と一念発起し、まず初めに目を付けたのが寝具でした。

毎日布団を干していたのにカビだらけ

その頃は、フローリングの床にベッドの厚いマットレスを敷いて寝ていました。

厚いマットレスなので、外に干すことはできなかったのですが、ホームセンターで購入する時に、店員さんから「室内に立てかけておけば、乾きますので問題ないですよ。通気性ばっちりなんで!」と言われたのでそれを信じて毎日部屋の中で立てかけておき、窓を開けて換気していました。

しかし、容赦なくカビだらけになっていたんです。カビがあるなあ、と思ってはいたのですが、普通のベッドに寝ている人なんて、こんな毎日マットレスを上げることなんてないだろうし、カビは仕方ないもんなんだろうな、くらいに思っていました・・・

娘のアレルギー判明後、すぐにその布団を捨て(高かったのに泣く泣くです)、新しい、さらに通気性の良いマットレスを購入。今度は寝心地が多少悪くなったけど、外に干せる厚さのものを選びました。

毎日毎日干していましたが・・・それでもあっという間にカビが生えてしまったのです!

とにかく湿気をためないために!

娘の咳はひどくなる一方で、私もかなり神経質になってきました。ご近所を見渡しても共働きのご家庭の家なんて一週間に一度くらいしか布団を干していません。でも、そのうちの子どもはいたって元気なんですよね(笑)

うちは毎日干しているのになんで??とキーーーっとなりそうな気持を抑え、カビダニを徹底的に排除すべく、湿気をためないために色々調べてみました。

すると、

  • すのこベッドが湿気逃がしに良い。
  • 湿気とりシートも良い。
  • 布団乾燥機も梅雨時は必要。
  • 天日干しできる時にはする。(毎日でも)
  • アレルギー用のシーツ採用。

などという事が判明。早速すべて実行してみました。(布団乾燥機は前からやっていましたが・・・)

すると、娘の咳き込みが多少緩和されました。また、実行してからはカビをみたことがありません。

中でも、やはりすのこベッドに変えたということが最も湿気対策には良かったのではないかと思います。

すのこベッドのメリット、デメリット

すのこベッドを使用してみて、メリットはもちろん沢山あったのですが、使い方によってはデメリットになるかな、という点もありましたので、まとめてみました。

メリット

カビ、ダニ、湿気防止になる

これが一番のメリットだと思います。

フローリングに直にマットレスを敷いていたころは、朝、マットレスを持ち上げて下の床を触るとしっかり濡れていました。フローリングなんでそのたび拭いていましたが、これが畳だとすると、その湿気に気付かず、畳自体にカビが生えたりダニの温床になったりしそうですよね。

人は寝ている間に大体ペットボトル一本分(500ml)の汗をかきます。夏場は多い人で1リットルかく場合もあるらしいです。それが毎日積み重なると相当な湿気が溜まりますよね。

私は大体毎日布団を干していますが、悪天候で3日くらい干せなくても布団がじめっとしている感じは全くありません。前は3日干せなかったら間違いなく布団がじめっと冷たくなっていたので、これはすのこベッド効果だと言えます。

すのこの良い香りがする

素材にもよりますが、ヒノキやパイン材などのすのこベッドの香りはとっても良いものです。寝室全体がほわっといつも良い香りに包まれていて、癒されています。購入してそろそろ一年が経ちますが、まだ良い香りがしますよ。

ベッドの下の掃除が楽

娘はハウスダストアレルギーもあったので、寝室のホコリをいかに減らすかということも課題でした。

もちろん、ほこりやダニをためてしまう絨毯は敷いていません。でも、ベッドの下を見ると毎日換気で窓を長時間開けているからか、砂ぼこりや髪の毛など溜まっています。

でもこれ、すのこベッドだから溜まっているのに気付くんだと思います。普通のベッドだといちいち下をのぞきませんよね?ベッド下に収納があるタイプなんかだとホコリが溜まり放題かも・・

すのこベッドだと板と板の隙間から床がよく見えますし、軽くて動かせるので、掃除が楽ちんです。

クイックルワイパーでささっと掃除するとすっきりしますよ。

夏場は涼しい

通気性が良いため、夏場は床に直に寝ていた時に比べると幾分涼しく寝られました。寝汗も多くかいていたと思うのですが、じめっとした感じは全くありませんでした。

持ち運びができる

すのこベッドは普通のベッドに比べて非常に軽いです。我が家のものは、自分で組み立てる製品だったので、数カ月前、寝室を変えたのですが、少しだけ分解して部屋移動することができました。すのこベッドには様々なタイプがあり、折り畳みできるタイプや足の高さがほとんどないタイプは、さらに持ち運びが楽です。

デメリット

音が気になる場合もある

我が家のすのこベッドは音はしませんが、様々な製品の口コミをみると、ベッドがきしむ音が気になるという意見がちらほらあります。厚めのマットレスを使用すると改善するかもしれません。

ベッドの下に収納できない

普通のベッドには、下に収納スペースがある場合がありますが、すのこベッドにはそういった製品は少ないです。また、収納スペースがあったとしても、湿気がベッド下に抜けていくので、あまり物を詰め込むと収納スペース内にカビやダニが発生する可能性がありますので注意しましょう。

完全にカビダニは防げない

いくら通気性が良いといっても、使用法によってはカビやダニが発生してしまうことがあります。

普通のベッドより通気性が良いことは間違いないと思うのですが、すのこベッドだから全然干さなくていいや。とか、通気性いいからシーツ頻繁に洗わなくていいや。とかいう気のゆるみは禁物です!仕事などで忙しい場合も、布団乾燥機や除湿シートなどもうまく活用して、湿気を逃がす努力をしましょう!

強度が弱い

すのこベッドは、普通のベッドに比べて軽いのは良いのですが、その分体重を一か所に思い切りかけるとバキッといってしまいそうな感じがします。体重50キロくらいの私が、布団をはずした状態で板の上を普通に歩き回っても、うちのすのこベッドは問題ないのですが、製品によってはギシギシいうかもしれません。布団を外した状態で上で暴れるのはやめましょう(笑)

 

すのこベッドの選び方

ベッド型か、折り畳み型か

すのこベッドには、ベッド型と折り畳み型があります。

ベッド型は折り畳み型に比べて安定感があり、寝心地が良い製品が多いようです。

折り畳み型は、布団を敷いたまま折り畳み、そのまま布団を干せる製品もあります。また、コンパクトになるので部屋の掃除や持ち運びがしやすいです。

寝心地を重視したい人はベッド型。機能性を重視したい人は折り畳み型をおすすめします。

※折り畳み型の場合は、マットレスや敷布団を厚めのものにするなどして寝心地アップさせてもいいですね!

ベッド型の足の長さ

ベッド型の足の長さにもいろいろあります。足が短かったり、ほとんどないような製品は、容易に運んだり立てかけたりできるのが良いですね。足が長い場合は、クイックルワイパーや掃除機でベッド下の掃除をすることができます。また、ベッドの下にある程度の空間がある方が湿気が逃げていくのではないか?と個人的に思っています。

素材

すのこベッドにはいろいろな素材のものがあります。

ヒノキ・・・香りがいい。脱臭効果。防虫効果。吸放湿性あり。

杉・・・低価格。吸放湿性あり。

桐・・・最も軽量。持ち運びに便利。吸放湿性あり。

パイン材・・・香りがいい。ヒノキや桐に比べると低価格。

それぞれの特徴を調べ、値段も加味して決めましょう。

おすすめのすのこベッド

私が購入したのはこちらのベッドです。カラーは三色。パイン材使用。3段階の高さ調整ができ、好みの高さで使用できます。香りがとっても良いので癒し効果もありますよ。静止耐荷重は150キロ。がっしりした足がついているので、普通のベッドのように安定しています。ギシギシ音も全然気になりません。おすすめです!

パイン材使用。3つのカラーから選べます。良い香りに癒されそうです。負荷のかかりやすい中央部分にも足があり、安定感があります。フレームの角が面取りされているので、お子さんにも安心です。足が長めなので、ベッド下の床掃除も楽々できそうです。

このお値段にびっくりですね!折り畳み可能で、コンパクトに収納できます。お安いので、とりあえずすのこベッドを試してみたい方、もしカビが生えてしまったら買い替えればいいや!と思っている方にもおすすめ。静止耐荷重180キロです。

こちらもとっても安い!!!桐を使用。家族全員分用意したい、という人にもおすすめの安さです。しかも、四つ折りできるので、大変コンパクトになり、収納に便利です。低ホルムアルデヒド品質基準合格。静止耐荷重180キロです。

こちらの楽天ショップは大変親切で、ひのきか桐から選べる上に、購入後一年以内に上部の板が割れてしまったら、新しい板を無料で送ってくださるそうです。板はドライバーで交換可能だそう。安心ですよね!折り畳み式で布団干し可能です。

天然桐使用。すのこがぎっしり31枚敷き詰められているので、ごつごつせず、寝心地が良いそうです。折り畳み可能で、布団もそのまま干せます。低ホルムアルデヒド仕様なので、小さいお子さんがいても安心ですね。ベッド中央にサポートバーがあり、より安定したつくりになっています。

木のすのことは違うのですが、帝人の除湿マットです。122センチ~205センチの長さ調整可能なので、お使いの寝具に合わせて使用できます。4分割にできるので、収納に便利です。天日干しをすることにより、吸収性が持続するそうです。すのこベッドはかさばるからちょっと・・・と迷っている方におすすめです。


コメント

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