扁桃腺、アデノイド手術のメリット、デメリットについて

子どもの病気

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扁桃腺、アデノイドの切除手術を受けるかどうか迷っている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私は、娘に手術を受けさせるかどうか非常に悩みました。
大げさかと思われると思いますが、もう精神的におかしくなるくらい悩みまくりました・・・
今回は、そんな悩みを抱える方の役に立てればと思い、扁桃腺、アデノイド手術のメリット、デメリットについてまとめてみました。

メリットがデメリットを上回るかが大切。

いびき、無呼吸などの症状がある娘の手術がきまりました。

しかし、あれほど手術を希望していたのに、いざ決定してしまうと、本当に手術を受けさせていいのだろうか?

という不安な気持ちがわいてきました。

手術には多少なりとも危険が伴います。全身麻酔もなんだか怖いです。

 

そこで、手術することで得られるメリットとデメリットについてよく考え、

メリットがデメリットを上回った場合、手術を受けさせようということに決めました。

メリット

まずはメリットについて考えていきます。

いびきが、無呼吸が治り、睡眠の質が上がる(多分)

わが家の場合、これが一番のメリットだと思いました。大きなアデノイドと扁桃腺を切除すれば、呼吸がしやすくなり、すやすや眠れるようになるかもしれません。

ただし、主治医に言われたように、いびき、無呼吸の原因が扁桃腺、アデノイド肥大であると確定したわけではないので、絶対に治るとは言えません。

しかし、娘の扁桃腺は、のどちんこにくっつくくらいのサイズなので、きっとこれを取れば多少なりとも改善するのではないかと思いました。

また、娘が安眠できると、私も安眠できます。

娘が苦しんでいる時は、一晩に20回以上も娘の体勢を整えてあげることも珍しくなかったですから・・・

鼻の通りがよくなる→鼻声、風邪の悪化が改善。

娘は、いびきが始まった三才のころからずっと鼻声です。でも、鼻をかませても何も出てきません。

鼻の奥にあるアデノイドが小さくなれば、鼻の通りがよくなるのではないかと思いました。

鼻の通りがよくないからか、風邪をひいても鼻がうまくかめず、鼻水が喉のほうに落ちていってしまう。

それが喉に絡んで咳が止まらなくなることも多いのですが、アデノイド手術をすることで風邪の悪化が防げるかもしれません。

※鼻をかんでも鼻水が出ないことが多かったため、電動の鼻水吸い機を購入し、使用していました。寝る前に吸ってから布団に入ると、夜中に咳で嘔吐する回数が減りました。風邪を引くたびに鼻をかませるのに苦労している方にはおすすめです!鼻水吸い機についての詳しい記事はこちらです

食べ物が喉を通りやすくなる。

娘は食事に長い時間がかかります。少量口に入れてもずっともぐもぐしていますし、お肉をなかなか飲み込めません。

娘の扁桃腺はのどちんこに接するくらい大きいので、これがなくなればスムーズに食べ物が飲み込めるのではないかと思います。5歳という年齢的にも、ひき肉以外のお肉を食べさせてあげたいです。

また、扁桃腺が原因とはいえ、毎食毎食あまりにも時間がかかるので、私もイライラしてしまうことがありました。

食事時間が少しでも短くなるといいな、と思いました。

今手術をすれば、大人になってから手術するより痛みが少ない。

今回娘の手術を検討していることを、知り合いに相談をしてみると、手術経験者や、家族が手術経験者だという人が意外と多くいました。

そして、その人たちが共通して言っていたことは、

「子どものときにしておいたほうがいいよ!」

「大人になってから取ると激痛で大変だよ!」

ということでした。

 

特に、扁桃腺が原因で高熱を繰り返した人ほど、癒着が進み、切除するのが大変だそうです。

まあ、幼児とはいえ痛いことには変わりないそうですが、術後の回復は子どものほうがずっと早いといいます。

口臭が消える。

娘の扁桃腺をみると、白っぽいような、緑っぽいような、黒っぽいような・・・何かがへばりついています。

そして、大人顔負けの口臭が・・・

扁桃腺に白い膿のようなもの(通称においだま)ができることは、私もたまにあります。

風邪っぽかったりして、体調が悪い時に多いですが、そういう時にやはり私も口臭がひどくなっていると自覚します。

娘は、365日ずっと口臭が気になる感じだったので、扁桃腺を取ってしまうとすっきりするだろうな、という期待がありました。

口呼吸が治る。

アデノイドが原因だろうと思うのですが、娘は口呼吸です。

いつもぽかんと口をあけていると、印象もあまりよくないですし、

口呼吸の人特有の顔つき、アデノイド顔貌になったら可哀想だと思いました。

子どもなので、よく走り回って遊びますが、そんな時にも、鼻づまり、口呼吸の娘はなんだか苦しそう・・・

呼吸がしやすくなったらどんなにいいだろう、と思っていました。

 

デメリット

続いて、デメリットについてです。

全身麻酔の危険性

病院から「麻酔説明書」をいただきました。

そこには、

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  • 麻酔薬により、強制的に意識を失わせるため、薬の影響で呼吸が弱くなる。
  • 人工呼吸を行って、肺へ酸素を送り込む。
  • 口から気管へ挿管する。
  • 歯・くちびるの損傷、声のかすれ、吐き気・嘔吐、意識障害などの合併症は比較的よくある。
  • 稀に、アラフィラキシー、肺炎、エコノミークラス症候群、神経損傷、脳障害、視覚障害、心不全、心停止などの合併症がある。

といった内容が書かれてありました。

 

稀とはいえ、「心停止」という文字を見ると、ゾクッとしてしまいます。

人工呼吸に切り替えるというのも、恐ろしい・・・

 

術後の吐き気はよくあるらしいのですが、娘は吐くと大泣きすることが多いです。

扁桃腺、アデノイドの手術は縫いません。傷が自然にかさぶたになって治るのを待ちます。

そんな状態で大泣きされたらまた出血してしまい、再手術になるのでは・・・という不安がありました。

術後の痛み

扁桃腺は、口を開けてみえている部分だけでなく、中に埋まっているので、くり抜くような手術だそうです。

アデノイドは、大きく盛り上がった部分を削り取る手術です。

そして、縫わずに終了。

 

考えるだけでも痛そうです。

 

術後の痛みは相当なものだと予想されます。

お腹がすいても食べられないっていうのも、子どもにとっては試練です。

いびき、無呼吸は治らないかも。

いびき、無呼吸の原因が扁桃腺、アデノイド肥大ではない場合もあります。

痛くて怖い思いをさせてしまっても、寝苦しい夜は変わらなかもしれない、と思うと迷います。

 

一番一緒にいる大人が判断!

こうしてみると、メリットのほうが圧倒的に多いです。

しかし、デメリットには、命に係わる問題があります。

 

手術を迷っている時、祖父母など、ほかの家族にも相談しましたが、

私ほど手術に前向きな意見をもった家族はいませんでした。

 

他の家族は、全身麻酔の危険が伴うこと、術後の痛みが可哀想なことを思うと手術しなくてもいいのでは?と考えたようです。

娘の症状についても、大したことないんじゃない?といわれました。

口呼吸も、鼻声も、全然気にならないし、夜も苦しそうでも眠れているんだから。

といった意見。

 

しまいには、祖父母には、孫が手術だなんて考えるだけでつらいからもうその件に関しては、

相談しないで欲しい。夫婦で決めなさい。と言われてしまいました(汗)

確かにその通りでしょうね・・・

 

うちは夫が単身赴任で平日は私一人で育てていたので、娘と一緒にいる時間が長いのは私。

寝ている時に苦しそうな姿も、私以外の人は見ていません。

それに、男の人って子どもが苦しんでいてもぜーんぜん起きなくないですか??

 

娘のことを一番わかっているのは、私。

娘のことを一番想っているのも私。

私が決断するしかないんだ。と心に決め、手術してもらうことにしました。

でも、ここまでの道のりは本当に長かったです。

 

手術しようか本気で悩んでいる時に、寝具をすのこベッド&アレルギー用のシーツに変えたら、いびきが改善した気もして、よけいに迷ったりもしました。

(すのこベッドはアレルギー持ちには本当におすすめです!詳しい記事はこちら

悩みすぎて私の身体に異変までおきました(笑)詳しくはこちら

 

あと、手術するかどうか、子どもに聞いても無駄です。

痛いのは嫌だっていうに決まっています。

 

子どもにとっては、鼻づまり&いびき無呼吸の人生がデフォルトなんで、それが特別つらいことと思っていません。

大人がしっかり考えて決めてあげましょう。

 

追記

2018年2月現在、娘が滲出性中耳炎だということが判明。治療を開始しました。痛みがないので気付かないけど、小さい音が聞こえなくなってしまうことがある病気です。ひょっとしたらアデノイド肥大のあったこのころからずっと滲出性中耳炎だったのかもしれません。アデノイド肥大、扁桃腺肥大のあるお子さんは、耳鼻科で耳も調べてもらうといいと思います。早期治療が大切だそうです!滲出性中耳炎についての記事はこちら

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五歳の娘が扁桃腺、アデノイド手術を受けました。前日入院

手術当日レポート

 


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コメント

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