溶連菌が治らない!何度もかかる!?症状と治療法。他の風邪との違い。

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3歳の息子が二か月の間に3回もかかりました。

心配になり、溶連菌について調べてみました。

溶連菌とは?

溶連菌は、正しくは「A群溶血性レンサ球菌(A群β溶血性レンサ球菌)」と呼ばれる細菌です。

主に喉に感染します。昔は猩紅熱といわれ、怖い病気とされていたようですが、現在は内服薬の服用により治すことができますので、それほど怖がらなくても大丈夫です。

3歳から15歳くらいの子どもに多い病気と言われています。

 

潜伏期間は?

溶連菌の潜伏期間は2日~5日といわれていますが、疲れ具合や、抵抗力の強さなどにより、多少前後する可能性があります。

 

 

感染経路は?

溶連菌の感染経路は、

  • 感染している人の咳やくしゃみによるしぶきを吸い込んでしまう。(飛沫感染)
  • 溶連菌が付着した手で、口や鼻などを触ってしまう。(接触感染)

が主となります。

幼児ですと、おもちゃを介してうつることも多そうですね。

 

予防方法

溶連菌の感染経路は、飛沫感染、接触感染ですので、何より手洗いうがいが大切です。

感染者の咳やくしゃみを浴びないように、マスクをするのも手ですね。

また、家族内感染も多い病気です。

私も息子の溶連菌をもらってしまったことがあり、それはもう大変な思いをしました・・・

溶連菌と普通の風邪の見分けはつきにくいので、子どもの体調がおかしそうだな、と思った時には

同じ食器やコップを使用するのは避けましょう。

溶連菌の症状

発熱

38℃~39℃くらい。

息子がかかったときには、溶連菌だと思わなかったので治療が一週間くらい遅れました。初めの数日は高熱でしたが、あとはずっと微熱でした。微熱の場合もあるので注意です!

発疹

お腹、背中、脇、鼠径部、手足の間接の内側。ざらざらとした赤い発疹。痒がる場合もあります。

イチゴ舌

舌が赤くなり、ぶつぶつができます。

皮むけ

解熱後、手足の皮がむけることもあります。

 

鼻水、咳

あってもそこまでひどくないケースが多いようです。

嘔吐

あまり多くはないですが、嘔吐するケースもあるようです。うちの息子も病院の待合室で嘔吐しました。

 

診断方法

明らかに舌がイチゴっぽい!とかならすぐに溶連菌だとわかるでしょうけど、

イチゴ舌にならないケースも多いので、舌が正常だからといって普通の風邪だと決めつけないでください。

 

病院で検査をしてもらうと、10分くらいですぐ結果がわかります。

喉の奥(のどちんこの脇あたり)を、長い綿棒でこちょこちょっとこすって検査終了となります。

 

以前は、子どもがやられているのをみて、なんて可哀想なんだ!と思っていましたが、

自分が溶連菌にかかった時に検査を受けたら、全然なんてことなかったです。

ほんとにちょっと綿棒が触れるだけなので、うまくお子さんをなだめつつ、検査を受けさせてあげてください。

 

  • 周りで溶連菌が流行っている時
  • そこまで高熱でもないのになんか元気がない時。
  • 身体に発疹が出ている時

こんな時は、お医者さんにお願いして溶連菌の検査をしてもらうといいと思います。

放っておくと怖い理由

溶連菌は、放っておくと急性糸球体腎炎やリウマチ熱などの、重大な合併症を起こす可能性があります。

急性糸球体腎炎とは

腎臓にある糸球体という、血液をろ過する役割のある場所が炎症を起こし、

血尿やたんぱく尿、むくみ、一過性の高血圧などが起こる病気です。

急性糸球体腎炎の原因の90パーセントは溶連菌であるといわれているそうです。

 

リウマチ熱とは

身体のあちこちの関節や、心臓などに炎症が起こる病気です。発熱もみられます。

心臓に炎症が起こった場合は、動悸が起こったり、胸が痛んだりすることがあります。

心不全になることもあります。

 

怖い合併症にかからないように、溶連菌の治療はきちんと受けましょう。

 

治療方法

溶連菌は、ウイルスではなく、細菌です。

細菌は抗生物質の服用により治療できます。

大体、5日間~10日間くらい服用し続けるように言われる場合が多いです。

なかなかすっきり治らない場合は、もっと長期間になるかもしれません。(息子の場合は14日間でした)

 

抗生物質は、種類によっては苦みがあって飲みにくいものもありますので、

どうしても飲ませるのが大変な場合は、お医者さんに相談して、少しでも飲みやすい薬に変えてもらえないか頼んでみましょう。

息子が処方された薬に、とても苦くて、チョコレートアイスと一緒でないと服用できないものがありました。

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毎食後アイスが食べられるので喜んでいましたが、親としては虫歯が心配でなりませんでした。

 

抗生物質をきちんと飲めば、2、3日もすると解熱し、元気になります。

ただ、喉がものすごく痛んだり、発疹がひどく痒かったりする場合は、解熱後もその症状がすっきりしない時があります。しかし、それも次第に回復します。

 

大体の病院は、3、4日服用したところで一度診察にいき、薬があっているかどうかの確認をしてから、

残りの日数分のお薬を処方してもらう、という流れのようです。

私も息子も、3、4日経った頃にはピンピンしていましたので、通院も苦ではなかったですよ。

尿検査

抗生物質服用後、尿検査にくるように言われることがあります。

尿に血液や異常な量のたんぱくが混ざっていないか調べるためです。

これで問題がなければ完了です。

尿検査の結果はその場ですぐ出ますので、検査を進められたら必ず行きましょう。

 

ちなみに、息子は尿検査に行ったついでに、微熱があるから診てほしいといったら、

「尿検査の結果、異常はないけど、また溶連菌にかかっている」

ということがありました。

前回の溶連菌の結果、合併症にはかかっていないけど、また溶連菌にかかっているから、

治療を開始しようねってことでした・・・

そんなこともあるんですね(涙)

 

いつから登園、登校できるの?

溶連菌は、インフルエンザのように、解熱後〇日は出席停止!などと決められていません。

医師や、学校、園によりますので、先生に確認しましょう。

大体、薬を飲んで24時間たてば、感染力はなくなるといわれています。

薬を飲み始めた日と、その翌日の2日間は出席停止。

という園や、

解熱後、一日経ったら来ていいよ。

という園が多いようです。

 

再発か、新しい溶連菌かの見分け方

息子の場合、きちんと抗生物質を10日間飲み、すっかり元気になったと思った2週間後にまた溶連菌にかかりました。

前回と違う抗生物質をまた10日間飲み、すっかり元気になったと思ったら、1週間後にまた溶連菌にかかりました。

二か月の間に3回も溶連菌にかかったのです。

 

せっかく頑張って長期間薬を飲ませたのに、またかかったの~~~!!

と、ショックでした。

また、このまま治らないんじゃないかと大変不安になりました。

色々と調べたり、医師に相談した結果わかったこと。

  • 溶連菌にもいろんな種類があるから、一度かかってもまたかかることがある。
  • きちんと除菌できていなかった場合、またぶり返すことがある。
  • 薬を飲み終わってから一か月以内にまたかかった場合は、再発の可能性が高い。
  • 薬を飲み終わってから一か月以上たってまたかかった場合は、前回と違う種類の溶連菌にかかったと思っていい。
  • 短期間に何度も繰り返す人は、たまにいるので、そんなに心配しなくてもいい。

 

息子が初めて溶連菌にかかった時に、私も感染してしまったのですが、二回目、三回目の時には、

かなり密着していたのにも関わらず感染しませんでした。

だから、これは、新しい溶連菌ではなくて、再発なんじゃないかと思っていました。(私には一回目の時に抗体ができたから)

医師に相談したところ、薬をきっちり飲んで治ったとしても、一か月以内にまたかかるようなら、再発の可能性が高い。

と言われたので、やはり息子は再発を繰り返していたのだと思います。

いつ症状が出たのか、いつ薬を飲み終わったのか、などメモをとっておくことをおすすめします。

 

普通の風邪との見分けはつくの?

溶連菌の合併症はとても怖いですね。

でも、普通の風邪かと思って治療をしなかった、なんてケースも多いんじゃないでしょうか?

息子の場合は、全身に発疹が出たので、なんかいつもと違うなと気づくことができて、

溶連菌の検査をしてもらいました。

しかし、イチゴ舌にもならないし、発疹も出ないケースだってあります。

なんなら、熱だって気付かないくらいの微熱で終わってしまうケースだってあります。

 

かかりつけ医の先生に相談したところ、

 

細菌が原因の病気とはいえ、抗生物質を飲まずに治ってしまうことはあるそうです。

その場合、溶連菌にかかっていたことに気付かず終わってしまうのですが、

皆が合併症にかかるわけではないので、いま元気なら大丈夫!

とのことでした。

 

でも、一番良いのはきちんと溶連菌に気付いて治療ができることですよね。

親の、なんかいつもと違うなっていう気付きが大切ですね。

 

おまけ情報

扁桃腺の切除手術を受けた上の子には感染しませんでした。

いつもどんな風邪でも二人でうつしっこしているのに、溶連菌だけは全くうつらず!

溶連菌は扁桃腺にすみつくものってきいたことありますが、

扁桃腺をとったメリットがこんなとこにもあるとは驚きでした。

 

扁桃腺切除手術についてはこちら

 

 

 

 


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コメント

  1. […] 溶連菌についての記事はこちら […]

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